
「とりあえず出す」ではもう勝てない。スモールビジネス経営者がYouTubeで成果を出すための”視聴者目線”と”熱量”とは?
特定の領域に明るいスモールビジネス経営者に、水先案内人となっていただく「スモビジ業界案内」。最前線にいるプレイヤーから業界のイマとリアルを聞くことで、あなたが取り組むべきビジネスの参考にしてください。
今回は、YouTube活用支援に取り組むなるみ氏に、スモールビジネスオーナーのYouTube活用についてお話を伺いました。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)
「自社のサービスや商品を広めたい」「もっと顧客を獲得したい」——そう考えるスモールビジネス経営者にとって、YouTubeは無視できないプラットフォームだ。しかし、実際にチャンネルを開設してみたものの、再生数や登録者数が伸び悩み、成果に繋がらないケースも少なくない。
「YouTubeは、もはや“とりあえず動画を出せば伸びる”という時代ではありません」
そう語るのは、26歳にしてYouTube関連事業を手掛け、数々のチャンネルを成功に導いてきた、なるみ氏だ。かつては広告収益を目的とした非属人チャンネルを複数運営していたが、現在はその知見を活かし、企業が自社商品を販売するためのYouTube活用を支援している。
今回は、スモールビジネスのYouTube活用の最前線に立つなるみ氏に、その成功戦略、陥りがちな罠、そして何よりも大切な「考え方」について、余すところなく語っていただいた。この記事を読めば、あなたのYouTube戦略は新たなステージへと進むはずだ。
なぜ今、YouTubeコンサルなのか?非属人チャンネル運営からの転身
海保:本日はありがとうございます!早速ですが、なるみさんの現在の活動について教えていただけますか?以前は非属人チャンネルで広告収益を得るモデルだったと伺っています。
はい、現在は26歳で、主にYouTube関連の事業をしています。以前お話しした際は、いわゆる「ゆっくり解説」のような非属人チャンネルで、Googleのアドセンス収益を目的に複数のメディアを運営していました。そこから1年ほど経ち、今はYouTubeを集客媒体として自社商品を販売する、いわばバックエンド商品ありきのYouTube運営という形に軸足を移しています。
海保:ご自身のチャンネルではなく、企業のYouTube活用を支援する形にシフトされたのですね。何か理由があったのでしょうか?
そうですね。表面的な理由と、私自身の内面的な理由があります。まず、私自身の強みが「商品を作ること」よりも「どういう訴求やクリエイティブが当たるか」というマーケティング的な要素にあったこと。これを活かすなら、商品開発より「どう伸ばすか」に注力できる他社支援が良いと考えました。
ただ、運用代行モデルにも限界を感じていまして…。今は業務委託という形ですが、実質的には社員に近い関わり方をしています。というのも、スモールビジネスを突き詰めていくと、個人で始めたとしても、どこか孤独を感じる部分があったんです。私は「他人と仕事がしたい」という欲求が強いタイプなので、今の形を選んでいますね(笑)。
海保:なるほど!チームで働く楽しさ、すごくよく分かります!現在はどのようなクライアントさんとお仕事を?
メインは1社で、オンラインスクールを運営されている会社さんです。具体的には、中国語学習チャンネルと副業系スクールのYouTubeチャンネルを担当しています。どちらもYouTubeを集客の起点として、スクールへの入会に繋げるモデルですね。
YouTube、やるべき人・やらざるべき人
海保:スモールビジネスオーナーにとって、YouTubeは魅力的なツールですが、誰でも成功できるわけではないですよね。ズバリ、YouTubeにチャレンジすべき人や業態、逆に向いていないケースはありますか?
スモールビジネスオーナーの場合、YouTube活用を考えるとき、既に売りたい商品やサービスがあることが大半だと思います。
そうしたケースでは、やはり「当たりやすい業界・ジャンル」は存在しますね。
海保:そうなんですか!それはぜひお聞きしたいです。具体的にはどんなジャンルが?
いわゆるビジネス系はもちろん、恋愛系も強いです。例えば婚活事業者が集客にYouTubeを使うケースなどですね。他にも不動産、ビジネス、物販、語学、そして最近だとAI活用といったテーマも伸びています。
実は、YouTubeで伸びているジャンルって、意外と10個程度に集約されたりするんですよ。
海保:たった10個ですか!それは意外です。
抽象化すると、「人間の根源的な欲求に近いもの」ほど成立しやすいんです。「モテたい」「お金を稼ぎたい」といった欲求ですね。例えば、宅建士の学習チャンネルも、突き詰めれば「資格を取ってお金を稼ぎたい」という欲求に繋がります。
海保:なるほど。では、演者さん自身の特性として、向き不向きはありますか?
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「自社のサービスや商品を広めたい」「もっと顧客を獲得したい」——そう考えるスモールビジネス経営者にとって、YouTubeは無視できないプラットフォームだ。しかし、実際にチャンネルを開設してみたものの、再生数や登録者数が伸び悩み、成果に繋がらないケースも少なくない。
「YouTubeは、もはや“とりあえず動画を出せば伸びる”という時代ではありません」
そう語るのは、26歳にしてYouTube関連事業を手掛け、数々のチャンネルを成功に導いてきた、なるみ氏だ。かつては広告収益を目的とした非属人チャンネルを複数運営していたが、現在はその知見を活かし、企業が自社商品を販売するためのYouTube活用を支援している。
今回は、スモールビジネスのYouTube活用の最前線に立つなるみ氏に、その成功戦略、陥りがちな罠、そして何よりも大切な「考え方」について、余すところなく語っていただいた。この記事を読めば、あなたのYouTube戦略は新たなステージへと進むはずだ。
なぜ今、YouTubeコンサルなのか?非属人チャンネル運営からの転身
海保:本日はありがとうございます!早速ですが、なるみさんの現在の活動について教えていただけますか?以前は非属人チャンネルで広告収益を得るモデルだったと伺っています。
はい、現在は26歳で、主にYouTube関連の事業をしています。以前お話しした際は、いわゆる「ゆっくり解説」のような非属人チャンネルで、Googleのアドセンス収益を目的に複数のメディアを運営していました。そこから1年ほど経ち、今はYouTubeを集客媒体として自社商品を販売する、いわばバックエンド商品ありきのYouTube運営という形に軸足を移しています。
海保:ご自身のチャンネルではなく、企業のYouTube活用を支援する形にシフトされたのですね。何か理由があったのでしょうか?
そうですね。表面的な理由と、私自身の内面的な理由があります。まず、私自身の強みが「商品を作ること」よりも「どういう訴求やクリエイティブが当たるか」というマーケティング的な要素にあったこと。これを活かすなら、商品開発より「どう伸ばすか」に注力できる他社支援が良いと考えました。
ただ、運用代行モデルにも限界を感じていまして…。今は業務委託という形ですが、実質的には社員に近い関わり方をしています。というのも、スモールビジネスを突き詰めていくと、個人で始めたとしても、どこか孤独を感じる部分があったんです。私は「他人と仕事がしたい」という欲求が強いタイプなので、今の形を選んでいますね(笑)。
海保:なるほど!チームで働く楽しさ、すごくよく分かります!現在はどのようなクライアントさんとお仕事を?
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海保:スモールビジネスオーナーにとって、YouTubeは魅力的なツールですが、誰でも成功できるわけではないですよね。ズバリ、YouTubeにチャレンジすべき人や業態、逆に向いていないケースはありますか?
スモールビジネスオーナーの場合、YouTube活用を考えるとき、既に売りたい商品やサービスがあることが大半だと思います。
そうしたケースでは、やはり「当たりやすい業界・ジャンル」は存在しますね。
海保:そうなんですか!それはぜひお聞きしたいです。具体的にはどんなジャンルが?
いわゆるビジネス系はもちろん、恋愛系も強いです。例えば婚活事業者が集客にYouTubeを使うケースなどですね。他にも不動産、ビジネス、物販、語学、そして最近だとAI活用といったテーマも伸びています。
実は、YouTubeで伸びているジャンルって、意外と10個程度に集約されたりするんですよ。
海保:たった10個ですか!それは意外です。
抽象化すると、「人間の根源的な欲求に近いもの」ほど成立しやすいんです。「モテたい」「お金を稼ぎたい」といった欲求ですね。例えば、宅建士の学習チャンネルも、突き詰めれば「資格を取ってお金を稼ぎたい」という欲求に繋がります。
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