
最強の技術商社、クラスメソッド
sasuraiです。今回はクラスメソッドという会社が展開するビジネスについて、紹介していきたいと思います。スモビジと呼ぶには規模がデカすぎる気もしますが、とても素晴らしい会社であり、参考になると感じました。
クラスメソッドという名前をご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
エンジニアの方なら、テックブログなどで見かけた事があるかもしれませんが、ビジネスサイドで仕事をしている人で聞いた事がある方はあまりいないかもしれません。
しかし、知名度はあまりありませんが、実はとんでもない利益を叩き出している会社です。https://classmethod.jp/company/finance/
こちらが、直近5年の決算になりますが、とんでもない営業利益ですね…
横田社長の方針もあり非上場企業ですが、余裕で上場できるレベルです。
いくつかの項目に分けて、紹介していきたいと思います。
ビジネスモデル
事業会社向けのシステム開発(と一部コンサル)を行なっているようです。定番ですね。
保守・運用のフェーズも取り始めてから、売上が安定するようになったようです。エンジニアはとにかく開をしたがるものですが、ここはバランスの良い経営が取られていると言えます。
提供しているコンテンツ
AWS総合支援・LINE活用総合支援・アプリ開発(Alexaも!)・データ分析支援・SaaS導入コンサルなど、技術の総合商社を謳うだけあって、とても広範囲に渡ります。https://classmethod.jp/services/
ただ、主力はAWSであり、この大きな変化にいち早く気付き、社長自ら率先して取り組んで強みにし、DXというトレンドの大波に乗れたことが、この会社の成功要因と言えるのではないでしょうか?
参入方法
まず、この横田社長は、大学生時代からIT企業でインターンをされており、大学院卒業後は就職を経験する事なく、そのまま起業されているようです。そして、最初の一年目は社長の他に、デザイナー・インフラ・上場企業に客先常駐し、3000万円ほどの売り上げを作っていたそうです。どのように参入されたのでしょうか?
どうやら、実績も何もない状態で上場企業からの案件を引っ張って来られたのは、社長の属人的なコネと人柄があったからのようです。就職はしていないものの、インターン経験がやはりいきているのでしょう。
また、横田社長ご自身も開発経験はあるようですが、会社を設立した後はほぼやらず、営業・採用・品質の責任管理などを行なっていたとおっしゃっています。創業初期はプレイヤーから抜け出せない経営者も多いですが、やはりここはバランスの良い判断が求められると言えるでしょう。
更に、資本構成ですが、自分で株式は100%持っていらっしゃったようです。この事は、後に振り返って、良かったと述べられています。
チャネル
次の年からは、社員のモチベーションが理由で、客先常駐はやめにしたそうです。その際の案件獲得方法についてですが、まずはDMなどの営業を試したものの、あまり上手くいかなかったようです。しかし、テックブログ(エンジニア同士の情報共有の役割を兼ねた、技術系のコンテンツを投稿するブログ)を始めたところ、顧客が集まり始めたようです。https://dev.classmethod.jp/
確かに、この開発系は何か形のあるものを見せない事には話を始めにくく、テックブログは有効と言えるのではないでしょうか?また、これは、採用活動においても有効と言えるでしょう。テックブログを見ていると、その会社のエンジニアの様子がなんとなく推し量る事ができ、応募に至りやすいのではないでしょうか?
また、社長自らの愚直な営業も、ずっと続けられているようです。
その他の成功要因
また、以下の社長によるクラスメソッド社の紹介動画を見ていると、https://www.youtube.com/watch?v=4wWeazCpjpU&t=988s
① 社長の巻き込み力(愛嬌・誠実さに起因するではないか?)
②新しいトレンドを、社長自らが率先して探求し続ける好奇心・学習意欲
③当たり前の事(品質向上・営業)に愚直に取り組み続ける姿勢
などの点が感じられました。
こういった事柄は、ビジネスに取り組む者として、常々意識しておきたいですね。
以上、非常に簡単な調査になりましたが、ご参考になれば幸いです!
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sasuraiです。
今回はクラスメソッドという会社が展開するビジネスについて、紹介していきたいと思います。
スモビジと呼ぶには規模がデカすぎる気もしますが、とても素晴らしい会社であり、参考になると感じました。
クラスメソッドという名前をご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
エンジニアの方なら、テックブログなどで見かけた事があるかもしれませんが、ビジネスサイドで仕事をしている人で聞いた事がある方はあまりいないかもしれません。
しかし、知名度はあまりありませんが、実はとんでもない利益を叩き出している会社です。
クラスメソッドという名前をご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
エンジニアの方なら、テックブログなどで見かけた事があるかもしれませんが、ビジネスサイドで仕事をしている人で聞いた事がある方はあまりいないかもしれません。
しかし、知名度はあまりありませんが、実はとんでもない利益を叩き出している会社です。
https://classmethod.jp/company/finance/
こちらが、直近5年の決算になりますが、とんでもない営業利益ですね…
横田社長の方針もあり非上場企業ですが、余裕で上場できるレベルです。
いくつかの項目に分けて、紹介していきたいと思います。
横田社長の方針もあり非上場企業ですが、余裕で上場できるレベルです。
いくつかの項目に分けて、紹介していきたいと思います。
ビジネスモデル
事業会社向けのシステム開発(と一部コンサル)を行なっているようです。定番ですね。
保守・運用のフェーズも取り始めてから、売上が安定するようになったようです。エンジニアはとにかく開をしたがるものですが、ここはバランスの良い経営が取られていると言えます。
保守・運用のフェーズも取り始めてから、売上が安定するようになったようです。エンジニアはとにかく開をしたがるものですが、ここはバランスの良い経営が取られていると言えます。
提供しているコンテンツ
AWS総合支援・LINE活用総合支援・アプリ開発(Alexaも!)・データ分析支援・SaaS導入コンサルなど、技術の総合商社を謳うだけあって、とても広範囲に渡ります。
https://classmethod.jp/services/
ただ、主力はAWSであり、この大きな変化にいち早く気付き、社長自ら率先して取り組んで強みにし、DXというトレンドの大波に乗れたことが、この会社の成功要因と言えるのではないでしょうか?
参入方法
まず、この横田社長は、大学生時代からIT企業でインターンをされており、大学院卒業後は就職を経験する事なく、そのまま起業されているようです。そして、最初の一年目は社長の他に、デザイナー・インフラ・上場企業に客先常駐し、3000万円ほどの売り上げを作っていたそうです。どのように参入されたのでしょうか?
どうやら、実績も何もない状態で上場企業からの案件を引っ張って来られたのは、社長の属人的なコネと人柄があったからのようです。就職はしていないものの、インターン経験がやはりいきているのでしょう。
また、横田社長ご自身も開発経験はあるようですが、会社を設立した後はほぼやらず、営業・採用・品質の責任管理などを行なっていたとおっしゃっています。創業初期はプレイヤーから抜け出せない経営者も多いですが、やはりここはバランスの良い判断が求められると言えるでしょう。
更に、資本構成ですが、自分で株式は100%持っていらっしゃったようです。この事は、後に振り返って、良かったと述べられています。
どうやら、実績も何もない状態で上場企業からの案件を引っ張って来られたのは、社長の属人的なコネと人柄があったからのようです。就職はしていないものの、インターン経験がやはりいきているのでしょう。
また、横田社長ご自身も開発経験はあるようですが、会社を設立した後はほぼやらず、営業・採用・品質の責任管理などを行なっていたとおっしゃっています。創業初期はプレイヤーから抜け出せない経営者も多いですが、やはりここはバランスの良い判断が求められると言えるでしょう。
更に、資本構成ですが、自分で株式は100%持っていらっしゃったようです。この事は、後に振り返って、良かったと述べられています。
チャネル
次の年からは、社員のモチベーションが理由で、客先常駐はやめにしたそうです。その際の案件獲得方法についてですが、まずはDMなどの営業を試したものの、あまり上手くいかなかったようです。しかし、テックブログ(エンジニア同士の情報共有の役割を兼ねた、技術系のコンテンツを投稿するブログ)を始めたところ、顧客が集まり始めたようです。
https://dev.classmethod.jp/
確かに、この開発系は何か形のあるものを見せない事には話を始めにくく、テックブログは有効と言えるのではないでしょうか?また、これは、採用活動においても有効と言えるでしょう。テックブログを見ていると、その会社のエンジニアの様子がなんとなく推し量る事ができ、応募に至りやすいのではないでしょうか?
また、社長自らの愚直な営業も、ずっと続けられているようです。
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その他の成功要因
また、以下の社長によるクラスメソッド社の紹介動画を見ていると、
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① 社長の巻き込み力(愛嬌・誠実さに起因するではないか?)
②新しいトレンドを、社長自らが率先して探求し続ける好奇心・学習意欲
③当たり前の事(品質向上・営業)に愚直に取り組み続ける姿勢
などの点が感じられました。
こういった事柄は、ビジネスに取り組む者として、常々意識しておきたいですね。
以上、非常に簡単な調査になりましたが、ご参考になれば幸いです!
②新しいトレンドを、社長自らが率先して探求し続ける好奇心・学習意欲
③当たり前の事(品質向上・営業)に愚直に取り組み続ける姿勢
などの点が感じられました。
こういった事柄は、ビジネスに取り組む者として、常々意識しておきたいですね。
以上、非常に簡単な調査になりましたが、ご参考になれば幸いです!
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