
【戦場・戦術の違いから読み解く】スモールビジネス・ロングビジネス・スタートアップの違いとは
『今日から実践!スモビジコラム』とは?
『今日から実践!スモビジコラム』とは、スモビジに特化した具体的な行動指針について、スモビジならではの取るべき方針や戦略、経験者のノウハウをまとめたシリーズです。
実際に勝ち抜いてきたスモビジオーナーから生きたノウハウを学べるのはビズライブラリーだけ。
先人たちの実践的な知識は、きっとスモビジで悩むあなたの背中を押してくれるはず。
一人で悩んで遠回りするのはやめなさい!先人の知見を利用し最短で成功しなさい!!
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本記事のテーマ
スモールビジネス・ロングビジネス・スタートアップの違い
スタートアップとスモールビジネスの違いとは何か。
私が武田所長アカウントを開設し、スモビジを提唱し始めてから、この問いを何度も投げかけられてきた。
資金調達の有無?売上規模?組織人数?
様々な回答が考えられるが、今回は「ビジネスの競争力を、根本的に何に求めているか」という原則の切り口で説明してみようと思う。
また、スタートアップ/スモールビジネスだけでなく「ロングビジネス」という概念も登場させたい。
一般的に定着しているとは言えない用語であるが、私としては良い原則の1つだと思っている。
なお、今回の記事は「なるほどこんな考え方もあるのだな」とカジュアルに捉えてほしい。誰かにスタートアップ/スモールビジネスとはこういうものだ、と押し付けるものではないことは認識しておいてほしい。
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コンテンツに
・戦場および戦術による原則の違い
・決済市場とムエタイ教室市場にみる戦場の重要性
・機動戦と持久戦、戦術の違い
・どのビジネスを選択すべきか
・機動戦のカッコよさと厳しさ
・持久戦の重要性
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戦場および戦術による原則の違い
さて、私の個人的な解釈によると、一般的に認識されている原則は以下の意味となる。
スモールビジネス:小さな市場(戦略的意義に乏しい局地)を、機動戦・持久戦のハイブリッドを用いて攻略を試みるビジネス
ロングビジネス:大きな安定した市場を、持久戦を用いて攻略を試みるビジネス
スタートアップ:大きく成長する混乱した市場を、ハイリスクな機動戦を用いて攻略を試みるビジネス
あくまで私の解釈ではあるが、上の整理で見られる通り、ビジネスの原則は「攻略を目指す戦場の重要性」および「攻略をする戦術」により規定されると考えよう。
決済市場とムエタイ市場にみる戦場の重要性
例えば、分かりやすく二つの市場について比較してみよう。
決済市場とムエタイ教室市場とする。(適当に今思いついた)
まずは決済市場。
リクルートやyahoo!もこの市場を本気で攻略しようと取り組んでいる。戦略的に極めて重要と考えられている市場であることは明らかだ。
決済市場を攻略することにより、単体で大きな市場規模を見込めるのみならず、自社の様々な事業とのシナジーも生まれる。
逆に敵に攻略されてしまった場合、不利な契約(例えばあまりに高い手数料、APIの非公開等)を押し付けられるはずだ。これは落とすことができない。
スタートアップや大手企業が巨額の資金を投下し、眼の前のキャッシュフローを無視してでも“巨人の戦い”を行うのは、その戦場を誰かに攻略されてしまうペナルティがあまりに重いからである。
大手企業内部においても「競合に取られたくないからやる」という論理が強く働き、明確な戦略はなくとも巨額の投資が承認される。
一方で、ムエタイ教室を考えてみよう。
攻略しても単体で大きな市場規模とは明らかにならず、次の市場への足がかりにもならない。
ムエタイ教室No.1の会社がフィットネス市場のNo.1になることはないだろう。
これは多くの会社にとって戦略的重要性に乏しいと解釈される。参入するプレイヤーは限定的であり、投資資金も注がれない。
分かりやすく極端な2市場で比較したが、これが「戦場の重要性の違い」である。
スタートアップはムエタイ市場に参入しないし、スモビジは決済市場に参入しない(しても早々に壊滅する)
「重要でない戦場」というと聞こえが悪いが、そのような“巨人の戦い”が行われない戦場で戦おうではないか、というものが私の提唱するスモールビジネスである。
機動戦と持久戦、戦術の違い
もう一つの原則である「攻略をする戦術」の解説に進む。
ここでは、ビジネスの戦術を「持久戦」と「機動戦」に分けて考える。
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実際に勝ち抜いてきたスモビジオーナーから生きたノウハウを学べるのはビズライブラリーだけ。
先人たちの実践的な知識は、きっとスモビジで悩むあなたの背中を押してくれるはず。
一人で悩んで遠回りするのはやめなさい!先人の知見を利用し最短で成功しなさい!!
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本記事のテーマ
スモールビジネス・ロングビジネス・スタートアップの違い
スタートアップとスモールビジネスの違いとは何か。
私が武田所長アカウントを開設し、スモビジを提唱し始めてから、この問いを何度も投げかけられてきた。
資金調達の有無?売上規模?組織人数?
様々な回答が考えられるが、今回は「ビジネスの競争力を、根本的に何に求めているか」という原則の切り口で説明してみようと思う。
また、スタートアップ/スモールビジネスだけでなく「ロングビジネス」という概念も登場させたい。
一般的に定着しているとは言えない用語であるが、私としては良い原則の1つだと思っている。
なお、今回の記事は「なるほどこんな考え方もあるのだな」とカジュアルに捉えてほしい。誰かにスタートアップ/スモールビジネスとはこういうものだ、と押し付けるものではないことは認識しておいてほしい。
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コンテンツに
・戦場および戦術による原則の違い
・決済市場とムエタイ教室市場にみる戦場の重要性
・機動戦と持久戦、戦術の違い
・どのビジネスを選択すべきか
・機動戦のカッコよさと厳しさ
・持久戦の重要性
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戦場および戦術による原則の違い
さて、私の個人的な解釈によると、一般的に認識されている原則は以下の意味となる。
スモールビジネス:小さな市場(戦略的意義に乏しい局地)を、機動戦・持久戦のハイブリッドを用いて攻略を試みるビジネス
ロングビジネス:大きな安定した市場を、持久戦を用いて攻略を試みるビジネス
スタートアップ:大きく成長する混乱した市場を、ハイリスクな機動戦を用いて攻略を試みるビジネス
あくまで私の解釈ではあるが、上の整理で見られる通り、ビジネスの原則は「攻略を目指す戦場の重要性」および「攻略をする戦術」により規定されると考えよう。
決済市場とムエタイ市場にみる戦場の重要性
例えば、分かりやすく二つの市場について比較してみよう。
決済市場とムエタイ教室市場とする。(適当に今思いついた)
まずは決済市場。
リクルートやyahoo!もこの市場を本気で攻略しようと取り組んでいる。戦略的に極めて重要と考えられている市場であることは明らかだ。
決済市場を攻略することにより、単体で大きな市場規模を見込めるのみならず、自社の様々な事業とのシナジーも生まれる。
逆に敵に攻略されてしまった場合、不利な契約(例えばあまりに高い手数料、APIの非公開等)を押し付けられるはずだ。これは落とすことができない。
スタートアップや大手企業が巨額の資金を投下し、眼の前のキャッシュフローを無視してでも“巨人の戦い”を行うのは、その戦場を誰かに攻略されてしまうペナルティがあまりに重いからである。
大手企業内部においても「競合に取られたくないからやる」という論理が強く働き、明確な戦略はなくとも巨額の投資が承認される。
一方で、ムエタイ教室を考えてみよう。
攻略しても単体で大きな市場規模とは明らかにならず、次の市場への足がかりにもならない。
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これは多くの会社にとって戦略的重要性に乏しいと解釈される。参入するプレイヤーは限定的であり、投資資金も注がれない。
分かりやすく極端な2市場で比較したが、これが「戦場の重要性の違い」である。
スタートアップはムエタイ市場に参入しないし、スモビジは決済市場に参入しない(しても早々に壊滅する)
「重要でない戦場」というと聞こえが悪いが、そのような“巨人の戦い”が行われない戦場で戦おうではないか、というものが私の提唱するスモールビジネスである。
機動戦と持久戦、戦術の違い
もう一つの原則である「攻略をする戦術」の解説に進む。
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