闘病で知った働く意味。ゼロから年商4000万円を築いた彼女が語る、顧客の心を掴む”気合い”の正体
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スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。
今回は、LINEマーケティング支援を中心に展開するスモールビジネスオーナーの方にお話を伺いました。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)
高校時代、病で3年近く寝たきりの生活を送った。誰もが当たり前に送る日常が、いかに尊いものかを痛感した経験は、「自分にしかできない価値を提供したい」という強い想いを育んだ。スキルも、経験も、特別なアイデアもなかった。それでも彼女は、徹底的に顧客と向き合う「気合い」一つで道を切り拓き、本格始動からわずか1年半で年商4000万円の事業を築き上げる。どん底から這い上がった一人の女性が見出した、ビジネスの本質、そして働く意味とは。その軌跡と哲学に迫る。
「寝たきり」で芽生えた独立への思い
海保:本日はよろしくお願いいたします。まず、これまでのキャリアについてお伺いできますでしょうか。
新卒で入社したのは、EC事業者を支援するベンチャー企業でした。主な仕事は営業で、事業者さんを探しては支援を提案する毎日でした。その会社ではマーケティング支援も手掛けており、特にSNSの投稿企画や運用代行が中心でした。今の仕事に直接つながる経験ではありませんが、ここでマーケティングの基本的な部分を学ぶことができましたね。ただ、その会社には1年しか在籍しませんでした。
海保:なるほど、1年で転職したのはどうしてだったのですか?
いずれは独立したいという強い思いがあったんです。でも、この会社では学びたいことが学べない、もしくは学べるとしてもかなり先になってしまうと感じ、より早く成長できる環境を求めて転職を決意しました。
海保:独立したいと思っていたのは何か理由があるのでしょうか?
はい。実は高校時代に病気が原因で2〜3年ほど寝たきりになり、学校に通えない時期があったんです。そこから何とか奮起して独学で大学へ進学したのですが、その一連の経験を通して、皆が当たり前だと思っている日常が、いかに難しく、尊いものなのかを痛感しました。
就職活動の時も、周りは大手や有名企業を目指していましたが、私にとっては普通のOLとして働けるだけで十分にすごいことだと感じていました。でも、社会人の方々と話すうちに、自分自身のやりたいことは何かを深く考えるようになったんです。
海保:なるほど、そうだったんですね。何か見つかりましたか?
正直、すぐには見つかりませんでした。そんな時、ある方に薦められた本がきっかけになりました。そこには「お金を稼ぐことは、それだけ世の中に価値を提供している証拠だ」と書かれていて。お金を稼ぐこと自体にあまり興味がなかった私にとって、その考え方は非常に新鮮でした。
「私にしかできない価値を社会に提供したい」。その思いが芽生え、まだ具体的に何をするかは決まっていませんでしたが、自分で会社を立ち上げ、事業を作り、組織や文化を創れば、それは「自分にしかできないこと」になるのではないかと考え、独立を志すようになったのです。
経営の根幹を学ぶため、あえて「なんでも屋」に
海保:大変なご経験が原点にあったのですね。その上で、2社目はどうでしたか?
転職時に学びたいと考えていたのは、「事業をどう拡大していくかという戦略」と「人のマネジメント」の二つです。特定の業界知識やスキルというよりは、経営の根幹に関わる、よりジェネラルなスキルを求めていました。正直、事業内容はなんでもよかったくらいです。そして転職先に選んだのが、LINEのツール開発会社でした。
海保:その会社では、目的は達成できたのでしょうか?
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高校時代、病で3年近く寝たきりの生活を送った。誰もが当たり前に送る日常が、いかに尊いものかを痛感した経験は、「自分にしかできない価値を提供したい」という強い想いを育んだ。スキルも、経験も、特別なアイデアもなかった。それでも彼女は、徹底的に顧客と向き合う「気合い」一つで道を切り拓き、本格始動からわずか1年半で年商4000万円の事業を築き上げる。どん底から這い上がった一人の女性が見出した、ビジネスの本質、そして働く意味とは。その軌跡と哲学に迫る。
「寝たきり」で芽生えた独立への思い
海保:本日はよろしくお願いいたします。まず、これまでのキャリアについてお伺いできますでしょうか。
新卒で入社したのは、EC事業者を支援するベンチャー企業でした。主な仕事は営業で、事業者さんを探しては支援を提案する毎日でした。その会社ではマーケティング支援も手掛けており、特にSNSの投稿企画や運用代行が中心でした。今の仕事に直接つながる経験ではありませんが、ここでマーケティングの基本的な部分を学ぶことができましたね。ただ、その会社には1年しか在籍しませんでした。
海保:なるほど、1年で転職したのはどうしてだったのですか?
いずれは独立したいという強い思いがあったんです。でも、この会社では学びたいことが学べない、もしくは学べるとしてもかなり先になってしまうと感じ、より早く成長できる環境を求めて転職を決意しました。
海保:独立したいと思っていたのは何か理由があるのでしょうか?
はい。実は高校時代に病気が原因で2〜3年ほど寝たきりになり、学校に通えない時期があったんです。そこから何とか奮起して独学で大学へ進学したのですが、その一連の経験を通して、皆が当たり前だと思っている日常が、いかに難しく、尊いものなのかを痛感しました。
就職活動の時も、周りは大手や有名企業を目指していましたが、私にとっては普通のOLとして働けるだけで十分にすごいことだと感じていました。でも、社会人の方々と話すうちに、自分自身のやりたいことは何かを深く考えるようになったんです。
海保:なるほど、そうだったんですね。何か見つかりましたか?
正直、すぐには見つかりませんでした。そんな時、ある方に薦められた本がきっかけになりました。そこには「お金を稼ぐことは、それだけ世の中に価値を提供している証拠だ」と書かれていて。お金を稼ぐこと自体にあまり興味がなかった私にとって、その考え方は非常に新鮮でした。
「私にしかできない価値を社会に提供したい」。その思いが芽生え、まだ具体的に何をするかは決まっていませんでしたが、自分で会社を立ち上げ、事業を作り、組織や文化を創れば、それは「自分にしかできないこと」になるのではないかと考え、独立を志すようになったのです。
経営の根幹を学ぶため、あえて「なんでも屋」に
海保:大変なご経験が原点にあったのですね。その上で、2社目はどうでしたか?
転職時に学びたいと考えていたのは、「事業をどう拡大していくかという戦略」と「人のマネジメント」の二つです。特定の業界知識やスキルというよりは、経営の根幹に関わる、よりジェネラルなスキルを求めていました。正直、事業内容はなんでもよかったくらいです。そして転職先に選んだのが、LINEのツール開発会社でした。
海保:その会社では、目的は達成できたのでしょうか?