Biz library スモールビジネス
情報メディア

訪問美容事業をM&Aへ導いた、泥臭い営業と「手間を省く」差別化戦略

スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)


今回お話を伺ったのは、訪問美容ビジネスを立ち上げ、年商3000万円規模にまで成長させた後に事業売却(M&A)を成功させた連続起業家である。
美容と、成長産業である介護を掛け合わせるという戦略的な視点から始まったこの事業は、ひたすらテレアポを続けるという極めて泥臭い実行力によって拡大していった。しかし、競合ひしめく市場で勝ち抜けた最大の要因は、美容師の技術ではなく、顧客である介護施設の「手間を省く」という独自の仕組みにこそあった。
その成功の裏にある工夫と、訪問美容ビジネスのリアルに迫っていく。

こんな人におすすめ:
・これから新規事業の立ち上げを検討している経営者
・独自の仕組みで競合との差別化を図りたい方
・地道な営業活動を成果につなげるヒントが欲しい方

目次
・衰退産業×成長産業の掛け算から生まれた訪問美容
・事業拡大の鍵は、ひたすらのテレアポ
・低コストで実現した美容師の確保術
・「持ち帰らない」即答体勢で差別化を実現
・訪問美容はまだ戦えるか?成功の鍵とは



衰退産業×成長産業の掛け算から生まれた訪問美容


海保:ではまず、ビジネスの概要と規模について教えていただけますでしょうか。

介護施設などに美容師を派遣する「訪問美容」ビジネスを経営しています。月の売上が150万円から250万円の間を推移している状況です。事業としては微増しているという感じです。

海保:ありがとうございます。その事業を始めようと思ったきっかけや、独立までの経緯について教えていただけますか?

表向きの理由としてよく話しているのは、事業を立ち上げた2012年当時、美容業界は少子化によってお客様が減少し、美容師が稼げなくなるという衰退産業だと感じていたことです。
一方で、日本は超高齢社会に突入し、介護業界は成長産業になると考えました。そこで、衰退産業である美容業界が生き残るためには、成長産業である介護業界と一緒に仕事をすることが道筋だと思い、介護分野と美容の掛け算で取り組めることはないかと考えた結果、訪問美容に行き着きました。

海保:「表向き」ということは、裏の理由もあるのですか?

ここから先は有料部分です

この続き: 約 5775 文字 記事を購入する ¥1,980 お得なサブスク会員プラン

入会月以降公開の月5〜6本が読み放題!
この記事は今月入会しても読み放題になりません。

おすすめ記事

「楽勝だ」は勘違いだった。物販ECの理想と現実、失敗から学ぶ経営

Biz library編集部
¥1,980 2025.9.25

感性が98%!?スモールビジネスで成功する人・失敗する人の決定的な違い

Biz library編集部
無料 2025.4.6

【会員限定】コンサル会社は実際何をやっているのか?経営方針屋からオカルト屋まで6パターン解説【vol.14】

Biz library編集部
会員限定 2024.7.8

【会員限定】武田のスモビジ奮闘日記  BtoB無形高額サービス(受託・コンサル等)の値決めについて【vol.10】

Biz library編集部
会員限定 2024.4.23

スモールビジネスの成功と失敗に共通する意外な要素とは

Biz library編集部
無料 2026.3.4

700のマニュアルで回るリモート組織。業務委託を主力にする経営の極意

Biz library編集部
会員限定 2026.2.19

【会員限定】武田のスモビジ奮闘日記 意外に楽しい!スモビジでの組織づくり【vol.20】

Biz library編集部
会員限定 2024.12.4

【スモビジ探検隊】顧客は上場企業中心!Web3コンサル・受託開発ビジネス経営者に聞く業界話

Biz library編集部
¥980 2024.11.15

【独立半年で月商300万】BtoBスモビジマンにおすすめ。領域特化のBtoBマーケ支援ビジネス

Biz library編集部
¥1,980 2024.2.10

稼働週1~2時間、最高月商300万円。おしゃれランジェリーをインスタで販売するスモビジマン

Biz library編集部
¥1,480 2023.3.9