スモールビジネスをひとりで始める場合に注意すべき4点
急成長を目指すスタートアップ起業でもなく、個人の知見や技術を売るフリーランスでもない、スモールビジネス起業。
スモールビジネスに特化した当メディアとして、特にひとりでスタートする場合の注意点をまとめました。
その前に、まずはスモールビジネスの定義から確認しましょう。
スモールビジネスとは?
結論から言うと、スモールビジネスという言葉に明確な定義はありません。
ただ、一般的な解釈としては下記のようなものです。
売上
数百万円〜数億円/年くらい
従業員数
1〜20人くらい
経営方針
急成長より安定的利益を重視
株主
VCなどの外部株主を持たない
ざっくり言えば、スモールビジネスとは「急成長も大企業も無理に目指さず、着実に自分たちのペースで利益を上げていくビジネス」と言えるかもしれません。
- - - - - - - - - -
ひとりでもスタートできるスモールビジネスですが、ひとりで立ち上げる場合に注意すべき点がいくつかあります。
事前にこれらを認識することで、スムーズなスモビジ立ち上げにぜひご活用ください!
注意点① リスクをひとりで負うことになる
スモールビジネスを立ち上げる時は、どうしても時間的・金銭的な投資が必要になることがほとんどです。
ひとりで挑戦する場合は、それを誰かと分担することができないため、リスクをひとりで負うことになります。
実際には外注スタッフをうまく使ったり、融資を受けたりすることでそれらのリスクを分散・軽減することはできますが、基本構造としてはあなた自身にリスクが集まります。
身の丈に合わないリスクを取ってしまわないために、これからやろうとしていることは、どれくらいの時間的金銭的投資が必要なのかを見極めて進むようにしましょう。
注意点② ネットワークが広がりにくい
ビジネスに人脈が必須というわけではありませんが、つながりが多いことでプラスに働くことは少なくありません。
BtoBビジネスであれば単純に営業先が多いほうが有利ですし、そうでなくても情報収集、採用、相談などでつながりを活用できたりします。
ひとりで始めた場合はあなた自身のつながりを辿っていくしかありませんが、3人で始めれば3倍のつながりを広げていくことが可能です。
このために創業メンバーを増やすのはオススメしませんが、不利な面があることを理解した上でスタートすると良いでしょう。
注意点③ 労働力が1人分しかない
創業メンバーがあなたひとりである場合、本質的に「このビジネスを成功させたい!」と強く思って働いてくれるのはあなただけです。
お金を払うことで「手伝ってくれる人」を作ることはできますが、構造上、心から成功を願って継続的にがんばってくれるかは疑問です。
重要なところはすべて自分でやりきるという覚悟が必要です。
注意点④ モチベーションの維持が難しい
複数人でビジネスをやっていると、定例会議などを通してモチベーションを高め合うことができます。
他のメンバーががんばっているのを見たら、「あいつが今週こんなに結果を出しているだから、おれもここまではやり切るぞ」という気持ちが湧いてくることでしょう。
ひとりでやっていると、そういった存在はいません。
あなたが「誰も見ていなくても、コツコツ努力を継続できる」というタイプであれば問題ないかもしれませんが、そうでない場合は事業がスローダウンする原因になってしまうかもしれません。
ひとりで始めるメリット
ここまでネガティブなことを並べましたが、ひとりで始めるメリットも多くあります。
100%自分の自由で意思決定をすることができますし、メンバー間の人間関係のトラブルに巻き込まれることもありません。
また、利益が出た時のリターンを独り占めすることができるという点も無視できません。
比較的リスクが低いビジネスに挑戦する場合で、かつ自分でコツコツやれるタイプの方は、ひとり起業が向いている可能性があります。
当メディアではスモールビジネスの生々しい情報を毎月発信しています。
ぜひ他の記事も参考にしてみてください。
サブスク会員になると、購読月に公開されたすべての公式記事が読み放題になります。
コミュニティやイベントにも参加できるようになるのでオススメです。
Biz libraryサブスク会員についてはこちらをどうぞ。
お待ちしております!
- - - - - - - - - -
Biz library編集部ではオンラインインタビューに協力してくださるスモールビジネスオーナーを探しています。ご検討くださる方はインタビューイー募集フォームをお読みの上、ご連絡ください。
おすすめ記事
完売【公式イベント】8/26(月)Small Business Meetup #3 受託開発ビジネス【@渋谷】
Biz library編集部
会員限定
2024.8.11
【売上も公開】ビズライブラリー事業プロダクトマーケットフィットまでの道のり by 武田所長
Biz library編集部
¥2,480
# Bizlibraryオリジナル記事
2024.3.8
超絶レッドオーシャン「音楽活動」で生計を立てるための全知識
海保 堅太朗
¥2,600
2022.6.25
研究者の「知」を届ける!ウェビナーを通して教育格差解消を目指すスモビジマン
Biz library編集部
¥1,980
# 突撃隣のスモビジマン
# Bizlibraryオリジナル記事
2024.7.25
ピーク時は月商2千万超、Web3コンサルの立ち上げと撤退を経験したスモビジマン。AI×金融の次なる挑戦
Biz library編集部
¥1,980
# 突撃隣のスモビジマン
# Bizlibraryオリジナル記事
2024.6.2
水筒ビジネス検討事例から学ぶスモールビジネス:コンセプトの設定
武田所長
¥100
2022.7.10
水筒ビジネス検討事例から学ぶスモールビジネス:初期リサーチ
武田所長
¥100
2022.6.12
【出版記念】12月 オンラインイベント詳細【オープン&クローズそれぞれ開催】
Biz library編集部
無料
# Bizlibraryオリジナル記事
# イベント告知
2023.12.4
【業界ガイド】スモビジ的 BtoCオンラインスクール事業への参入方法と市場環境・YouTube活用について
Biz library編集部
¥980
# スモビジ探検隊
# Bizlibraryオリジナル記事
2024.4.26
【連続スモビジ起業】中古バイクからシャンプーまで、様々な事業に挑戦してきたスモビジマン
Biz library編集部
¥1,480
# 突撃隣のスモビジマン
# Bizlibraryオリジナル記事
2023.9.26
急成長を目指すスタートアップ起業でもなく、個人の知見や技術を売るフリーランスでもない、スモールビジネス起業。
スモールビジネスに特化した当メディアとして、特にひとりでスタートする場合の注意点をまとめました。
その前に、まずはスモールビジネスの定義から確認しましょう。
スモールビジネスとは?
結論から言うと、スモールビジネスという言葉に明確な定義はありません。
ただ、一般的な解釈としては下記のようなものです。
売上 | 数百万円〜数億円/年くらい |
従業員数 | 1〜20人くらい |
経営方針 | 急成長より安定的利益を重視 |
株主 | VCなどの外部株主を持たない |
ざっくり言えば、スモールビジネスとは「急成長も大企業も無理に目指さず、着実に自分たちのペースで利益を上げていくビジネス」と言えるかもしれません。
- - - - - - - - - -
ひとりでもスタートできるスモールビジネスですが、ひとりで立ち上げる場合に注意すべき点がいくつかあります。
事前にこれらを認識することで、スムーズなスモビジ立ち上げにぜひご活用ください!
注意点① リスクをひとりで負うことになる
スモールビジネスを立ち上げる時は、どうしても時間的・金銭的な投資が必要になることがほとんどです。
ひとりで挑戦する場合は、それを誰かと分担することができないため、リスクをひとりで負うことになります。
実際には外注スタッフをうまく使ったり、融資を受けたりすることでそれらのリスクを分散・軽減することはできますが、基本構造としてはあなた自身にリスクが集まります。
身の丈に合わないリスクを取ってしまわないために、これからやろうとしていることは、どれくらいの時間的金銭的投資が必要なのかを見極めて進むようにしましょう。
注意点② ネットワークが広がりにくい
ビジネスに人脈が必須というわけではありませんが、つながりが多いことでプラスに働くことは少なくありません。
BtoBビジネスであれば単純に営業先が多いほうが有利ですし、そうでなくても情報収集、採用、相談などでつながりを活用できたりします。
ひとりで始めた場合はあなた自身のつながりを辿っていくしかありませんが、3人で始めれば3倍のつながりを広げていくことが可能です。
このために創業メンバーを増やすのはオススメしませんが、不利な面があることを理解した上でスタートすると良いでしょう。
注意点③ 労働力が1人分しかない
創業メンバーがあなたひとりである場合、本質的に「このビジネスを成功させたい!」と強く思って働いてくれるのはあなただけです。
お金を払うことで「手伝ってくれる人」を作ることはできますが、構造上、心から成功を願って継続的にがんばってくれるかは疑問です。
重要なところはすべて自分でやりきるという覚悟が必要です。
注意点④ モチベーションの維持が難しい
複数人でビジネスをやっていると、定例会議などを通してモチベーションを高め合うことができます。
他のメンバーががんばっているのを見たら、「あいつが今週こんなに結果を出しているだから、おれもここまではやり切るぞ」という気持ちが湧いてくることでしょう。
ひとりでやっていると、そういった存在はいません。
あなたが「誰も見ていなくても、コツコツ努力を継続できる」というタイプであれば問題ないかもしれませんが、そうでない場合は事業がスローダウンする原因になってしまうかもしれません。
ひとりで始めるメリット
ここまでネガティブなことを並べましたが、ひとりで始めるメリットも多くあります。
100%自分の自由で意思決定をすることができますし、メンバー間の人間関係のトラブルに巻き込まれることもありません。
また、利益が出た時のリターンを独り占めすることができるという点も無視できません。
比較的リスクが低いビジネスに挑戦する場合で、かつ自分でコツコツやれるタイプの方は、ひとり起業が向いている可能性があります。
当メディアではスモールビジネスの生々しい情報を毎月発信しています。
ぜひ他の記事も参考にしてみてください。
サブスク会員になると、購読月に公開されたすべての公式記事が読み放題になります。
コミュニティやイベントにも参加できるようになるのでオススメです。
Biz libraryサブスク会員についてはこちらをどうぞ。
お待ちしております!
- - - - - - - - - -
Biz library編集部ではオンラインインタビューに協力してくださるスモールビジネスオーナーを探しています。ご検討くださる方はインタビューイー募集フォームをお読みの上、ご連絡ください。