BL式スモビジ起業メソッド|スモールビジネスの始め方から出口まで
Biz libraryの海保です。
これまで20近くのスモールビジネス経営に関わってきた私の経験と、Biz libraryがインタビューしてきたのべ100人の経営者から得た生の情報。その両方を統合して生まれたのが、この「BL式スモビジ起業メソッド」です。
この記事では、あなたが失敗なくスモールビジネスを立ち上げ、伸ばし、その先の展開にたどり着くまでの道筋を1本にまとめました。言い換えれば「スモールビジネスの一生」を網羅的にお伝えするものです。
「これから起業を考えている」という方は、ぜひ順番通りに読んでみてほしい。「すでに経営しているが課題がある」という方は、目次から気になるところに飛んでもらっても構いません。
あなたが失敗なくスモールビジネスを立ち上げ、運営し、より幸福な仕事人生を歩むことに寄与できたら幸いです。
この記事を読み終える頃、あなたは
✅ スモビジの始め方から出口まで、全ライフサイクルの地図を手にしています
✅ 鉄板13ビジネスモデルから、自分の強みに合うものを選べます
✅ 「作る前に売る」販売フェーズの具体的な動き方がわかります
✅ 仕組み化・売却までを見通した、遠回りしない起業ルートを描けます
この記事は、こんな方に向けて書いています
・会社員をしながら月5万円〜の副業で起業の一歩を踏み出したい方
・過去に起業を考えたけれど「何から始めれば」で止まっている方
・すでに小さく始めているが、仕組み化や拡大で悩んでいる方
ハイリスクな挑戦をして急成長を目指すスタートアップを立ち上げたい方には向きません。
あくまで少人数で無理なく立ち上げられるスモールビジネスのメソッドです。
著者紹介
著者:海保 堅太朗(Biz library代表)
これまでに20ほどの事業経営に関わり、のべ100人以上の経営者にぶっちゃけインタビューを続けてきました。その一次情報から抽出したのが、この「BL式スモビジ起業メソッド」です。
📌 この記事の途中で、Biz library会員限定のコンテンツ(200本の経営者インタビュー・海保との1対1相談会・対面イベントなど)をご紹介する箇所があります。必要だと感じたときだけ、目を通してみてください。
当記事は、「スモールビジネス起業・完全ロードマップ」の短縮バージョンです。より詳しく具体的なものが読みたい方は元記事をご覧ください。
目次
探索フェーズ
1. 時間と生活費を確保する
スモールビジネスを始めるにあたって、最初にクリアすべきことがあります。時間と生活費の確保です。もしこれができていないなら、他のすべてに先んじてここから取り組んでください。
どうしても時間は必要です。最低でも週に8時間は使える状態を作ってください。会社員の方であれば、退職する必要はありません。夜や週末を使ってスタートすればOKです。
そしてもうひとつ、生活費に不安がある状態もよくありません。お金の心配があると焦りが生まれ、焦りはミスを呼びます。まずは「当面は食っていける」という安心感を確保してから、事業に取りかかりましょう。
2. 自分の強みを棚卸しする
残念ながら「誰でも儲かるスモールビジネス」というものはさすがに存在しません。だからこそ、あなた自身の強みに紐づけて事業を選ぶべきです。
ここで言う「強み」とは、知識、特性、繋がり、興味の4つです。これらをできるだけたくさん書き出してみてください。「お金に繋がりそうかどうか」は一旦考えなくて大丈夫です。
知識とは、あなたがよく知っていること、詳しいこと、できること(いわゆるスキルを含む)です。
- プログラミングができる
- Webデザインができる
- 電気工事ができる
- 飲食店開業の流れを知っている
- サッカーが上手い
- 英語が話せる
- 建設業界に詳しい
- クラウドファンディングに詳しい
- VTuberに詳しい
特性とは、あなたの人としての性質です。ポジティブなもの、人に褒められたことがある要素を挙げてみましょう。
- 長時間黙々とパソコンに向かっていられる
- 人に何かを説明するのが上手い
- 誰とでも初対面で仲良くなれる
- 体力がある
- 斬新なアイデアを出すのが得意
繋がりとは、あなたが持っている人的ネットワークです。どんな知り合いが多いかを整理してみてください。
- 高学歴の友人が多い
- 元リクルート社員の繋がりが多い
- マレーシア在住の友人がたくさんいる
- ボードゲーム好き仲間が多い
- RADWIMPSファンとたくさん繋がっている
興味とは、あなたが持っている「こうなりたい」「こう働きたい」という願望です。
- 英語が話せるようになりたい
- 自宅から一歩も出ずに働きたい
- 目立ちたい
- サッカーに関わりたい
- とにかく最速で1億円貯めたい
3. 取り組む事業アイデアを絞り込む
いよいよ、具体的なビジネスを選ぶ段階です。
ここからご紹介するのは、私の経験とBiz libraryのインタビューの結晶とも言える「鉄板スモールビジネス13選」です。まずはこの13種類のビジネスを一通り見てください。その後で、これらのどれかとあなたの「強み」を掛け合わせて、ビジネスのアイデアを考えていきます。
なお、この13選は完全にパキッと分かれているわけではなく、実際には複数にまたがっている事業も存在します。あくまで思考を整理するための分類だと考えてください。
ちなみに、それぞれの「例」に書いてあるビジネスは私の妄想ではありません。すべて私自身、私の知人、またはBiz libraryで取材した方が実際に取り組んでいる、実在するスモールビジネスです。
① メディア運営
テキスト、音声、映像などを発信することで視聴者(ファン)を集め、広告やファンクラブなどでマネタイズするビジネスです。
- 高齢者層に特化して歴史や時事問題を解説するYouTubeチャンネル
- 複数の転職エージェントを比較・紹介するアフィリエイトメディア
- シャンプー領域に絞り込み専門性の高い情報を発信するWebメディア
② コンテンツ販売
テキスト、音声、映像などで有益な情報や魅力的なコンテンツを制作し、それを直接販売するビジネスです。買い切り型も月額課金型もあります。
- 経営者にインタビューした記事を単発およびサブスクで販売(Biz library)
- 自身のWebマーケティングの知見を、オンライン学習プラットフォーム「Udemy」で講座として販売
- シナリオにこだわったアダルト音声コンテンツの制作・販売
③ EC・D2C
オリジナル商品を作ってインターネット経由で販売する、あるいは既存商品を転売するビジネスです。
- トレーディングカード関連グッズの企画・販売
- Instagramを活用し、注文後に海外から仕入れる無在庫モデルでの子供服D2C
- 海外ブランドの日本における独占販売代理権を獲得し、クラウドファンディングやECサイトで販売
④ マーケティング支援
他社の集客やプロモーションを支援するビジネスです。月額制や成果報酬などの課金モデルがあります。
- TikTokに特化した広告代理店
- LINE公式アカウントの効果を最大化するための、運用代行やLP制作を含む統合的なWebマーケティング支援
- 大手企業出身の繋がりを活かした、優秀な副業人材によるBtoBマーケティング支援
⑤ BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
企業の特定の業務プロセスをまるごと巻き取るビジネスです。月額制や従量課金が一般的です。
- クライアント企業のYouTubeチャンネルを、企画から撮影、編集、運用まで丸ごと代行するサービス
- スタートアップ企業などを対象とした、経理や労務などのバックオフィス業務代行
- ホテルや民泊施設に特化した専門清掃サービス
⑥ 営業代行
他社の営業活動をかわりに実行するビジネスです。作業量に伴う従量課金や、成果報酬で課金するモデルが多いです。
⑦ コンサルティング
自分たちの専門知識やビジネス経験を他社に提供するビジネスです。月額制やプロジェクト単位での見積もりが一般的です。
⑧ 受託開発
他社の依頼を受けて、システムやソフトウェアを開発して納品するビジネスです。開発費に加えて納品後に月額管理費を取ることも多いです。
⑨ マイクロSaaS
特定の業界や業種の、ニッチなニーズを満たすSaaSを作って利用権を販売するビジネスです。月額利用料が基本ですが、従量課金を組み合わせることもあります。
⑩ 人材サービス
企業と人の間に立ち、マッチングするビジネスです。転職エージェントとして採用決定時に成果報酬を得るモデルが一般的ですが、採用コンサルティングや人材派遣など隣接領域も広いです。
⑪ 教育・スクール
人に何かを教えるビジネスです。個人に教えるならBtoC、企業研修ならBtoBになります。
⑫ M&A周辺
M&A(企業買収)に関わる事業です。1件の取引額が大きいため、周辺事業も単価が大きくなりやすい領域です。
⑬ 初期費用の少ない店舗・施設運営
店舗ビジネスは家賃やスタッフ人件費がかかるため比較的難易度が高いですが、初期費用を抑えてリスクをコントロールする選択肢も存在します。
⑥以降の具体例については、完全版記事「スモールビジネス起業・完全ロードマップ」をご覧ください。
→会員になって「スモールビジネス起業・完全ロードマップ」で具体例を見る
13選とあなたの「強み」を掛け合わせる
以上が鉄板スモールビジネス13選です。
ここからは、これらの13種類と、先ほど書き出したあなたの「強み」を交互に見ながら、「こういうのはどうだろう?」とアイデアをいくつか考えてみてください。
この段階では「【ターゲット層】に対して、【サービス内容】を提供する」という形で整理するのがおすすめです。まだ自信がなくても構いませんし、価格設定や営業手法といった詳細を詰める必要もありません。
たとえば、こんな感じです。
- 「知識:YouTube運営に詳しい」×「繋がり:飲食業界の知り合いが多い」×「マーケティング支援・BPO」 → 【飲食業界でYouTubeをやりたい人や企業】に対して、【企画・撮影・編集・投稿・分析まで一通りやりますよ】を提供する
- 「知識:最新のAIを使った開発ができる」×「特性:人に分かりやすく説明するのが得意」×「教育・スクール」 → 【非エンジニアのビジネスパーソン】に対して、【AIを駆使した開発を短期集中で覚えるスクール】を提供する
- 「知識:英語が話せる」×「興味:たくさんの外国人と友達になりたい」×「人材サービス」 → 【日本で働きたい外国人】に対して、【外国人を採用したい日本企業とのマッチング】を提供する
4. すでに儲かっている企業を調べる
「これはどうかな?」と思えるアイデアが出てきたら、次は「先行者調査」に進みましょう。
先行者とは、あなたが今考えているビジネスに似たことをすでにやっている人や企業のことです。まずはそういった企業の存在を見つけるところから始めます。
先行者がいない場合は要注意
もし先行者が全く見つからない場合、そのビジネスはニーズがない可能性が非常に高いです。別のアイデアを考えましょう。
スタートアップ起業なら「今誰もやっていないこと」に挑戦する価値がありますが、スモールビジネス起業は違います。「誰かがやっていて、儲かることが証明されていること」こそ選択すべきなのです。
先行者が儲かっているかを調べる
先行者を見つけたら、その企業が儲かっているのかを調べましょう。先行者がいるのに儲かっていなさそうな場合は、あなたも儲からない可能性が高いです。この段階では差別化を考える必要はありません。素直に別のアイデアに切り替えましょう。
「誰に、何を、どうやって、いくらで」を明らかにする
儲かっている先行者がいたら、その企業が「誰に、何を、どうやって、いくらで売っているのか」を徹底的に調べましょう。
調査方法はたくさんあります。以下のような手段を縦横無尽に使ってください。
- Google検索やAIでリサーチする
- 書籍を読む
- SNSを調べる
- クラウドソーシングで探す
- 商品サイトやコーポレートサイトを見る
- 決算資料を見る
- バフェットコードを見る
- Wikipediaを見る
- 商工リサーチや帝国データバンクを使う
- 業界レポートや専門誌を見る
- 知人に聞く
- スポットコンサルを受ける
- 実際に商品を購入する
- 興味があるフリをして営業を受けてみる
- レビューを見る
先行者が見つかり、儲かっていることがわかり、「誰に、何を、どうやって、いくらで売っているのか」も掴めたら――おめでとうございます。その事業は、次のフェーズに進むだけの価値があります。
もしここまでのどこかで行き詰まってしまったら、納得のいく段階まで戻ってやり直しましょう。本気で調査をしたなら、あなたには新たな「知識」や「繋がり」が増えているかもしれません。それを活かして、もう一度アイデアを練り直せばいいのです。
💡 探索フェーズで手を止めないために
強みの棚卸しや事業アイデア選定で迷ったとき、一番効くのは「先に同じ道を通った人の生の話」です。
Biz libraryには、実際に0→1を乗り越えた経営者の一次情報インタビューが200本以上あります。
「自分の強みをどう事業に変換したか」
「最初のアイデアから実際に売れた形への変遷」
「先行者を調べて、どこで勝負どころを見つけたか」
自分のケースに近い事例が必ず見つかります。
→ 200本のインタビューを読む
販売フェーズ
1. ターゲットと商談する
あなたはすでに「誰に、何を、どうやって、いくらで売るべきか」を知っています。では、実際に売ってみましょう。
ここで大事なのは、商品やサービスを作る前に売るということです。
まずは、儲かっている先行者と同じようなターゲットと商談をしましょう。商談とは、対面やオンライン会議で、相手の今の課題や悩み、過去の購買行動についてヒアリングした上で、「私はこういうものを○○円で提供できますが、買いませんか?」と打診する活動のことです。
大抵の場合、最初から顧客リストがあるわけではないので、ターゲットに出会うこと自体があの手この手でがんばるしかない部分ではあります。
なぜ「作る前に売る」のか。それは、この段階でも予想外にうまくいかなかったり、ターゲットから思わぬ反応や要望をもらったりすることがあるからです。それらの声を取り入れながら、サービス内容も売り方も柔軟に変化させていきます。そうやって、ビジネスの形を実戦の中で磨いていくのです。
最初は信頼も実績もないので、苦労するはずです。それでも売る努力を続けましょう。やっていくうちに「この点は評価されるぞ」「この機能は興味なさそうだな」「こういう人は反応がいいな」といった学びが蓄積されていきます。PDCAを回しながら、売れるまでがんばりましょう。
2. 売る→全力で価値提供→大満足を勝ち取る
1件でも売れたら、次にやるべきことはひとつです。全力で価値提供することです。
割に合わなくても構いません。とにかくお客さんに「買ってよかった!」と心から思わせるのです。相手の期待を遥かに超えるつもりで取り組んでください。
そしてその調子で2件目にも3件目にも、採算度外視で尽くしましょう。サービスを提供する中で学べることはたくさんありますし、大満足してもらうことで、これからの営業がぐっと楽になります。
大満足してもらえた顧客には、こう聞いてみてください。
「○○さんのまわりに、我々がお力になれそうな会社さんはおりませんか?」
そうやって紹介をもらい、顧客を広げていくのです。
3. 法人設立を検討する
ここまで来て、ようやく法人設立を検討しても良い段階です。
ただし注意点があります。特別な理由がないのに豪華なオフィスを借りたり、正社員を雇ったりするのは禁物です。スモールビジネス経営において、固定費は少ないほど正義だと思ってください。
もし人手が足りないと感じるなら、業務委託契約で副業人材を受け入れましょう。月5万円でも、あなたの雑務を巻き取ってもらうだけで、かなり楽になるはずです。
仕組み化フェーズ
1. 提供の仕組み化を進める
数社、数人のお客さんに大満足を提供できたら、並行して仕組み化を進めていきましょう。仕組み化を進めることで、売上も利益率も向上させていくことができます。
まずは「提供の仕組み化」からです。これまでにお客さんに価値提供をしてきた中で、「この作業は毎回やってるな」「この文面は使い回せるな」という部分がたくさんあるはずです。そういうところから手を付けていきます。
仕組み化の最初の一歩は「マニュアル化」です。マニュアル化のメリットは絶大で、大きく4つあります。
まず、当然ながら作業のミスが減ります。そして地味に大きいのが、「これどうやるんだっけ?」「この情報どこにあるんだっけ?」という無駄な思考をしなくて済むようになることです。さらに「この作業、そろそろ誰かにやってもらいたいな」と思った時は、そのマニュアルを渡すだけでOKです。業務改善を考える時も、マニュアルがあるおかげでルーティンワークが可視化されているのでやりやすいです。
やれることはマニュアル化だけではありません。自動化、簡略化、外注化、流用、統合など、ルーティン作業はどんどん仕組みにしていきましょう。
2. 売れる仕組み化を進める
提供の仕組み化が進んできたら、あなたは案件を効率的に対応できるようになってきているはずです。次は案件(顧客)を増やす仕組みも作っていきましょう。
これにも無限の手段がありますが、例えば以下のようなものが考えられます。
リファラル(紹介)の仕組み化。 BtoBであれば「納品後のミーティングで紹介の依頼をする」、BtoCであれば「友人紹介クーポンを提供する」など、お客さんが別のお客さんを呼ぶ仕組みを作ります。
SNSなどでの発信。 顧客層が見ているSNSを選んで、価値ある情報を発信することで新たなお客さん候補に出会う仕組みを作ります。
セミナーの定期開催。 顧客層が興味を持ちそうなテーマでセミナーを開催し、見込み顧客と接点を作ります。
⚙️ 仕組み化フェーズの実践に踏み込みたい方へ
この記事では仕組み化の考え方までをお伝えしました。
実際に手を動かす段階での具体的な手順、マニュアル化の重要ポイント、売れる仕組みの具体例などは、別記事「スモールビジネス起業完全ロードマップ(会員限定)」で詳しく解説しています。
また、会員向けイベントでは、Claude Codeを使った業務自動化の情報交換会など、仕組み化をテーマにした勉強会も対面・オンラインで開催しています。手を動かしながら学べます。
→ 会員になって完全ロードマップを読む/直近イベントを見る
展開フェーズ
仕組み化が進み、あなたのビジネスが安定的に利益を出せるようになったら、次は「その先」を考えるタイミングです。ここには3つのルートがあります。どれが正解ということはなく、あなたの価値観に最も合うものを選んでください。
ルートA:ビッグビジネスを目指す
今の事業に情熱があり「まだまだこんなもんじゃない」と思えるなら、この道です。スモールビジネスで築いた仕組みを、より大きなスケールで回す挑戦です。
やることは明確です。前のフェーズで作った「提供の仕組み」と「売れる仕組み」を、さらに高い次元に押し上げ続けます。既存商材のアップセル商品を開発します。新たなターゲット層に舵を切ります。隣接領域で新規事業を始めます。
優秀な人材の採用が必要になるでしょう。オフィスも拡張するかもしれません。固定費は上がりますが、それは新たな景色を見るためのリスクテイクです。
その先には、上場、企業価値100億円超え、スモールビジネスの枠を超えた世界があります。
ただし注意点があります。ビッグビジネスを目指すとしても、根本は変わりません。顧客に価値提供して大満足を勝ち取り、それを広げます。やることはそれをより大きな単位でやるだけです。フォームを崩しすぎないようにしましょう。
ルートB:業務から離れる
「事業は持ち続けたいけど、もっと楽になりたい」と感じるなら、この道です。仕組み化をさらに徹底し、あなたがいなくても事業が回る状態を目指します。
まず、自分が今何に時間を使っているかをリストアップします。「これは本当に自分でなければできないか?」と一つずつ問いかけます。自動化できるものは徹底的に自動化します。それ以外はマニュアルを磨き、信頼できるメンバーに完全委任します。
最終ゴールは、あなたが不在でも事業が成長し続ける自律的な組織です。メンバー自身がマニュアルを改善し、新たな挑戦を始めるような状態です。
その先に手に入るのは、時間の自由です。世界中を旅しながら月1回だけ会議に出る。諦めていた趣味に没頭する。あるいは、新しいスモールビジネスをゼロから立ち上げる。「やっぱり戻りたい」と思ったらいつでも戻れますし、その1年後に「やっぱりビッグビジネスを目指す」と言う自由もあります。
注意点もあります。自分の稼働を減らしたら売上が落ちた、というのは仕組み化が不完全なサインです。その場合はもう一度現場に戻り、自分の「暗黙知」をマニュアルに落とし込むところからやり直しましょう。また、お金の管理を一人に丸投げしないことです。不正などのリスクがあります。
ルートC:会社を売却する
一度「利益確定」して、まとまった資産を手に新たな人生を始めたいなら、この道です。特に「利益率が高い」「仕組み化されている」「少人数で回る」ビジネスは、買い手にとって非常に魅力的です。
まず売却条件を整理します。売却額の相場は年間営業利益の2〜5倍が目安です。事業譲渡というやり方もありますが、特に理由がなければ税制面で有利な株式譲渡がおすすめです。
買い手を探す方法としては、知人経営者に直接アプローチしてもいいですし、M&Aクラウド、バトンズ、M&A総合研究所などの仲介会社に複数登録するのが定石です。
交渉では買収価格だけでなく、ロックアップ期間(あなたがいつまで事業に関与するか)、その間の報酬、責任範囲なども詰めることになります。M&A経験のある先輩経営者のアドバイスを参考にするとトラブルになりにくいです。
売却が完了すると、口座にはこれまで見たことのない額のキャッシュが入ります。ロックアップ期間中は買収先の大きなリソースを使って事業を伸ばす経験が積めますし、終了後は完全に自由です。個人的にオススメしたいのは「これまでの経験を書籍にまとめて出版する」という選択です。あなたの実体験は、後輩経営者にとって間違いなく参考になるはずです。
注意点として、M&A交渉は長く精神を消耗します。疲れて本来の価値より安く売ってしまうケースがあります。提示額に疑問を感じたら焦らないことです。複数の仲介会社に相談し、客観的な市場価値を把握しましょう。属人性を減らし、財務をきれいにしておくことも売却の前提条件です。
おわりに
ここまでのまとめ
・スモビジは「探索 → 販売 → 仕組み化 → 展開」の4フェーズで進める
・「作る前に売る」ことで失敗コストを最小化する
・13の鉄板モデルから、自分の強みとの掛け算で選ぶ
・仕組み化の段階で"1人で悩まない"構造を作る
・最初から出口(売却・離脱・拡大)を意識して設計する
今日から始める3ステップ
Step 1. 強みの棚卸しをする(今日・1時間)
Step 2. 鉄板13モデルから候補を3つ選ぶ(今週末・1時間)
Step 3. 最初の1人の顧客を口説きに行く(2週間以内)
この3ステップを、1人で進めるか、仲間と相談しながら進めるかで、到達スピードは大きく変わります。
Biz libraryサブスク会員になると、全部揃います
📘 経営者インタビュー記事 200本以上 読み放題
売上・利益・顧客獲得方法・立ち上げの経緯・競合に勝てている理由まで、 ぶっちゃけトークで聞いた一次情報です。
本やセミナーでは絶対に出てこない、生々しく実用的な内容を自信を持ってお届けしています。
🎁 【期間限定・新規入会者のみ】代表・海保との1対1相談会(20分)
現在、ご入会いただいた方に、海保が直接お話を伺う20分枠をお渡しします。
「自分はどのモデルで始めるべきか」を一緒に考えられます。この特典は新規入会時の1回のみです。
🎤 公式イベント・会員限定イベント(月1〜2回)
特に対面イベントは、内容の濃さに自信があります。
・2時間であなたが立ち上げるべきビジネスを見つける集中ワークショップ
・Claude Code勉強会(オンライン・対面)
・少人数で深く話せる交流会などを随時開催
💬 Discordオンラインコミュニティ
向上心を持って実際に行動している方、仕事に真摯に向き合う方が集まっています。
会員の方から「コミュニティの質が良い」というお声をよくいただきます。
─────────────────────────────
月額 3,980円(税込)/年間約48,000円
いつでも解約OK
─────────────────────────────
記事やイベントをきっかけに仕事が1件でも取れれば、
それだけで会費の2〜3年分を回収できるはずです。
そう考えると、決して高い投資ではないと私は思っています。
最後に、海保から一言
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
これまでに20近い事業経営に関わってきて、のべ100人以上の経営者にインタビューをしてきました。もちろん、成功のパターンも失敗のパターンも千差万別です。しかし、かなり多くの例で共通しているポイントがあることも事実です。
100%に近い自信で「これはこうやった方がいい」「これはやめておいた方がいい」と確信を持って言えることだけを、グッと凝縮して書いたのがこの「BL式スモビジ起業メソッド」です。
ただ、この短い文章では書ききれていない微細なニュアンス、多くの具体例、注意点などがまだまだあります。それに、メソッドを知ったからといって、それを自分一人で着実に実行できるほど誰しも強くないはずです。
そういった方のために、僕はこのBiz libraryを運営しています。
スモールビジネス起業に挑戦してみたいと思う方の中で、一人でも多くの方が、「僕からは見えている地雷」を一つも踏まずに成功していく姿を見たいと思っています。
現在は実験的に、新しくサブスク会員Discordコミュニティに入ってくださった方には、僕との1対1相談もやっております。ぜひ、まずはあなたの状況をお聞かせいただければと思います。お待ちしております。
海保 堅太朗
よくある質問
Q. 起業の経験がなくても大丈夫ですか?
A. むしろ、これから始める方のために設計されたメソッドです。200本のインタビューには「0→1」の話が豊富にあります。
Q. 解約は簡単ですか?
A. はい。会員ページからいつでも解約できます。違約金等はありません。
Q. 月額以外の費用はかかりますか?
A. 基本的に月額3,980円(税込)のみです。対面イベントでは会場費+飲食物などの実費程度をいただきます。
Q. 海保さんとの1対1相談会はいつ予約できますか?
A. 入会後、マイページの「Discord連携する」からコミュニティにお入りください。その中ですぐにご案内いたします。
Q. Discordを使ったことがないのですが大丈夫ですか?
A. できるだけ分かりやすくご案内を設定しておりますので、問題なくご利用いただけると思います。
この記事を「ブックマーク」して、また来月読み返しますか?
それとも、今週から動き始めますか?
スモールビジネス起業でよくある最初の失敗は、「動き始めないこと」です。
年間5万円以下で、始めるための全部が揃います。
そして今なら、私に直接相談できる20分が、入会特典としてついてきます。
→ Biz library会員になる
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Biz libraryの海保です。
これまで20近くのスモールビジネス経営に関わってきた私の経験と、Biz libraryがインタビューしてきたのべ100人の経営者から得た生の情報。その両方を統合して生まれたのが、この「BL式スモビジ起業メソッド」です。
この記事では、あなたが失敗なくスモールビジネスを立ち上げ、伸ばし、その先の展開にたどり着くまでの道筋を1本にまとめました。言い換えれば「スモールビジネスの一生」を網羅的にお伝えするものです。
「これから起業を考えている」という方は、ぜひ順番通りに読んでみてほしい。「すでに経営しているが課題がある」という方は、目次から気になるところに飛んでもらっても構いません。
あなたが失敗なくスモールビジネスを立ち上げ、運営し、より幸福な仕事人生を歩むことに寄与できたら幸いです。
この記事を読み終える頃、あなたは
✅ スモビジの始め方から出口まで、全ライフサイクルの地図を手にしています
✅ 鉄板13ビジネスモデルから、自分の強みに合うものを選べます
✅ 「作る前に売る」販売フェーズの具体的な動き方がわかります
✅ 仕組み化・売却までを見通した、遠回りしない起業ルートを描けます
この記事は、こんな方に向けて書いています
・会社員をしながら月5万円〜の副業で起業の一歩を踏み出したい方
・過去に起業を考えたけれど「何から始めれば」で止まっている方
・すでに小さく始めているが、仕組み化や拡大で悩んでいる方
ハイリスクな挑戦をして急成長を目指すスタートアップを立ち上げたい方には向きません。
あくまで少人数で無理なく立ち上げられるスモールビジネスのメソッドです。
著者紹介
著者:海保 堅太朗(Biz library代表)
これまでに20ほどの事業経営に関わり、のべ100人以上の経営者にぶっちゃけインタビューを続けてきました。その一次情報から抽出したのが、この「BL式スモビジ起業メソッド」です。
📌 この記事の途中で、Biz library会員限定のコンテンツ(200本の経営者インタビュー・海保との1対1相談会・対面イベントなど)をご紹介する箇所があります。必要だと感じたときだけ、目を通してみてください。
| 当記事は、「スモールビジネス起業・完全ロードマップ」の短縮バージョンです。より詳しく具体的なものが読みたい方は元記事をご覧ください。 |
目次
探索フェーズ
1. 時間と生活費を確保する
スモールビジネスを始めるにあたって、最初にクリアすべきことがあります。時間と生活費の確保です。もしこれができていないなら、他のすべてに先んじてここから取り組んでください。
どうしても時間は必要です。最低でも週に8時間は使える状態を作ってください。会社員の方であれば、退職する必要はありません。夜や週末を使ってスタートすればOKです。
そしてもうひとつ、生活費に不安がある状態もよくありません。お金の心配があると焦りが生まれ、焦りはミスを呼びます。まずは「当面は食っていける」という安心感を確保してから、事業に取りかかりましょう。
2. 自分の強みを棚卸しする
残念ながら「誰でも儲かるスモールビジネス」というものはさすがに存在しません。だからこそ、あなた自身の強みに紐づけて事業を選ぶべきです。
ここで言う「強み」とは、知識、特性、繋がり、興味の4つです。これらをできるだけたくさん書き出してみてください。「お金に繋がりそうかどうか」は一旦考えなくて大丈夫です。
知識とは、あなたがよく知っていること、詳しいこと、できること(いわゆるスキルを含む)です。
- プログラミングができる
- Webデザインができる
- 電気工事ができる
- 飲食店開業の流れを知っている
- サッカーが上手い
- 英語が話せる
- 建設業界に詳しい
- クラウドファンディングに詳しい
- VTuberに詳しい
特性とは、あなたの人としての性質です。ポジティブなもの、人に褒められたことがある要素を挙げてみましょう。
- 長時間黙々とパソコンに向かっていられる
- 人に何かを説明するのが上手い
- 誰とでも初対面で仲良くなれる
- 体力がある
- 斬新なアイデアを出すのが得意
繋がりとは、あなたが持っている人的ネットワークです。どんな知り合いが多いかを整理してみてください。
- 高学歴の友人が多い
- 元リクルート社員の繋がりが多い
- マレーシア在住の友人がたくさんいる
- ボードゲーム好き仲間が多い
- RADWIMPSファンとたくさん繋がっている
興味とは、あなたが持っている「こうなりたい」「こう働きたい」という願望です。
- 英語が話せるようになりたい
- 自宅から一歩も出ずに働きたい
- 目立ちたい
- サッカーに関わりたい
- とにかく最速で1億円貯めたい
3. 取り組む事業アイデアを絞り込む
いよいよ、具体的なビジネスを選ぶ段階です。
ここからご紹介するのは、私の経験とBiz libraryのインタビューの結晶とも言える「鉄板スモールビジネス13選」です。まずはこの13種類のビジネスを一通り見てください。その後で、これらのどれかとあなたの「強み」を掛け合わせて、ビジネスのアイデアを考えていきます。
なお、この13選は完全にパキッと分かれているわけではなく、実際には複数にまたがっている事業も存在します。あくまで思考を整理するための分類だと考えてください。
ちなみに、それぞれの「例」に書いてあるビジネスは私の妄想ではありません。すべて私自身、私の知人、またはBiz libraryで取材した方が実際に取り組んでいる、実在するスモールビジネスです。
① メディア運営
テキスト、音声、映像などを発信することで視聴者(ファン)を集め、広告やファンクラブなどでマネタイズするビジネスです。
- 高齢者層に特化して歴史や時事問題を解説するYouTubeチャンネル
- 複数の転職エージェントを比較・紹介するアフィリエイトメディア
- シャンプー領域に絞り込み専門性の高い情報を発信するWebメディア
② コンテンツ販売
テキスト、音声、映像などで有益な情報や魅力的なコンテンツを制作し、それを直接販売するビジネスです。買い切り型も月額課金型もあります。
- 経営者にインタビューした記事を単発およびサブスクで販売(Biz library)
- 自身のWebマーケティングの知見を、オンライン学習プラットフォーム「Udemy」で講座として販売
- シナリオにこだわったアダルト音声コンテンツの制作・販売
③ EC・D2C
オリジナル商品を作ってインターネット経由で販売する、あるいは既存商品を転売するビジネスです。
- トレーディングカード関連グッズの企画・販売
- Instagramを活用し、注文後に海外から仕入れる無在庫モデルでの子供服D2C
- 海外ブランドの日本における独占販売代理権を獲得し、クラウドファンディングやECサイトで販売
④ マーケティング支援
他社の集客やプロモーションを支援するビジネスです。月額制や成果報酬などの課金モデルがあります。
- TikTokに特化した広告代理店
- LINE公式アカウントの効果を最大化するための、運用代行やLP制作を含む統合的なWebマーケティング支援
- 大手企業出身の繋がりを活かした、優秀な副業人材によるBtoBマーケティング支援
⑤ BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
企業の特定の業務プロセスをまるごと巻き取るビジネスです。月額制や従量課金が一般的です。
- クライアント企業のYouTubeチャンネルを、企画から撮影、編集、運用まで丸ごと代行するサービス
- スタートアップ企業などを対象とした、経理や労務などのバックオフィス業務代行
- ホテルや民泊施設に特化した専門清掃サービス
⑥ 営業代行
他社の営業活動をかわりに実行するビジネスです。作業量に伴う従量課金や、成果報酬で課金するモデルが多いです。
⑦ コンサルティング
自分たちの専門知識やビジネス経験を他社に提供するビジネスです。月額制やプロジェクト単位での見積もりが一般的です。
⑧ 受託開発
他社の依頼を受けて、システムやソフトウェアを開発して納品するビジネスです。開発費に加えて納品後に月額管理費を取ることも多いです。
⑨ マイクロSaaS
特定の業界や業種の、ニッチなニーズを満たすSaaSを作って利用権を販売するビジネスです。月額利用料が基本ですが、従量課金を組み合わせることもあります。
⑩ 人材サービス
企業と人の間に立ち、マッチングするビジネスです。転職エージェントとして採用決定時に成果報酬を得るモデルが一般的ですが、採用コンサルティングや人材派遣など隣接領域も広いです。
⑪ 教育・スクール
人に何かを教えるビジネスです。個人に教えるならBtoC、企業研修ならBtoBになります。
⑫ M&A周辺
M&A(企業買収)に関わる事業です。1件の取引額が大きいため、周辺事業も単価が大きくなりやすい領域です。
⑬ 初期費用の少ない店舗・施設運営
店舗ビジネスは家賃やスタッフ人件費がかかるため比較的難易度が高いですが、初期費用を抑えてリスクをコントロールする選択肢も存在します。
| ⑥以降の具体例については、完全版記事「スモールビジネス起業・完全ロードマップ」をご覧ください。 →会員になって「スモールビジネス起業・完全ロードマップ」で具体例を見る |
13選とあなたの「強み」を掛け合わせる
以上が鉄板スモールビジネス13選です。
ここからは、これらの13種類と、先ほど書き出したあなたの「強み」を交互に見ながら、「こういうのはどうだろう?」とアイデアをいくつか考えてみてください。
この段階では「【ターゲット層】に対して、【サービス内容】を提供する」という形で整理するのがおすすめです。まだ自信がなくても構いませんし、価格設定や営業手法といった詳細を詰める必要もありません。
たとえば、こんな感じです。
- 「知識:YouTube運営に詳しい」×「繋がり:飲食業界の知り合いが多い」×「マーケティング支援・BPO」 → 【飲食業界でYouTubeをやりたい人や企業】に対して、【企画・撮影・編集・投稿・分析まで一通りやりますよ】を提供する
- 「知識:最新のAIを使った開発ができる」×「特性:人に分かりやすく説明するのが得意」×「教育・スクール」 → 【非エンジニアのビジネスパーソン】に対して、【AIを駆使した開発を短期集中で覚えるスクール】を提供する
- 「知識:英語が話せる」×「興味:たくさんの外国人と友達になりたい」×「人材サービス」 → 【日本で働きたい外国人】に対して、【外国人を採用したい日本企業とのマッチング】を提供する
4. すでに儲かっている企業を調べる
「これはどうかな?」と思えるアイデアが出てきたら、次は「先行者調査」に進みましょう。
先行者とは、あなたが今考えているビジネスに似たことをすでにやっている人や企業のことです。まずはそういった企業の存在を見つけるところから始めます。
先行者がいない場合は要注意
もし先行者が全く見つからない場合、そのビジネスはニーズがない可能性が非常に高いです。別のアイデアを考えましょう。
スタートアップ起業なら「今誰もやっていないこと」に挑戦する価値がありますが、スモールビジネス起業は違います。「誰かがやっていて、儲かることが証明されていること」こそ選択すべきなのです。
先行者が儲かっているかを調べる
先行者を見つけたら、その企業が儲かっているのかを調べましょう。先行者がいるのに儲かっていなさそうな場合は、あなたも儲からない可能性が高いです。この段階では差別化を考える必要はありません。素直に別のアイデアに切り替えましょう。
「誰に、何を、どうやって、いくらで」を明らかにする
儲かっている先行者がいたら、その企業が「誰に、何を、どうやって、いくらで売っているのか」を徹底的に調べましょう。
調査方法はたくさんあります。以下のような手段を縦横無尽に使ってください。
- Google検索やAIでリサーチする
- 書籍を読む
- SNSを調べる
- クラウドソーシングで探す
- 商品サイトやコーポレートサイトを見る
- 決算資料を見る
- バフェットコードを見る
- Wikipediaを見る
- 商工リサーチや帝国データバンクを使う
- 業界レポートや専門誌を見る
- 知人に聞く
- スポットコンサルを受ける
- 実際に商品を購入する
- 興味があるフリをして営業を受けてみる
- レビューを見る
先行者が見つかり、儲かっていることがわかり、「誰に、何を、どうやって、いくらで売っているのか」も掴めたら――おめでとうございます。その事業は、次のフェーズに進むだけの価値があります。
もしここまでのどこかで行き詰まってしまったら、納得のいく段階まで戻ってやり直しましょう。本気で調査をしたなら、あなたには新たな「知識」や「繋がり」が増えているかもしれません。それを活かして、もう一度アイデアを練り直せばいいのです。
| 💡 探索フェーズで手を止めないために 強みの棚卸しや事業アイデア選定で迷ったとき、一番効くのは「先に同じ道を通った人の生の話」です。 Biz libraryには、実際に0→1を乗り越えた経営者の一次情報インタビューが200本以上あります。 「自分の強みをどう事業に変換したか」 「最初のアイデアから実際に売れた形への変遷」 「先行者を調べて、どこで勝負どころを見つけたか」 自分のケースに近い事例が必ず見つかります。 → 200本のインタビューを読む |
販売フェーズ
1. ターゲットと商談する
あなたはすでに「誰に、何を、どうやって、いくらで売るべきか」を知っています。では、実際に売ってみましょう。
ここで大事なのは、商品やサービスを作る前に売るということです。
まずは、儲かっている先行者と同じようなターゲットと商談をしましょう。商談とは、対面やオンライン会議で、相手の今の課題や悩み、過去の購買行動についてヒアリングした上で、「私はこういうものを○○円で提供できますが、買いませんか?」と打診する活動のことです。
大抵の場合、最初から顧客リストがあるわけではないので、ターゲットに出会うこと自体があの手この手でがんばるしかない部分ではあります。
なぜ「作る前に売る」のか。それは、この段階でも予想外にうまくいかなかったり、ターゲットから思わぬ反応や要望をもらったりすることがあるからです。それらの声を取り入れながら、サービス内容も売り方も柔軟に変化させていきます。そうやって、ビジネスの形を実戦の中で磨いていくのです。
最初は信頼も実績もないので、苦労するはずです。それでも売る努力を続けましょう。やっていくうちに「この点は評価されるぞ」「この機能は興味なさそうだな」「こういう人は反応がいいな」といった学びが蓄積されていきます。PDCAを回しながら、売れるまでがんばりましょう。
2. 売る→全力で価値提供→大満足を勝ち取る
1件でも売れたら、次にやるべきことはひとつです。全力で価値提供することです。
割に合わなくても構いません。とにかくお客さんに「買ってよかった!」と心から思わせるのです。相手の期待を遥かに超えるつもりで取り組んでください。
そしてその調子で2件目にも3件目にも、採算度外視で尽くしましょう。サービスを提供する中で学べることはたくさんありますし、大満足してもらうことで、これからの営業がぐっと楽になります。
大満足してもらえた顧客には、こう聞いてみてください。
「○○さんのまわりに、我々がお力になれそうな会社さんはおりませんか?」
そうやって紹介をもらい、顧客を広げていくのです。
3. 法人設立を検討する
ここまで来て、ようやく法人設立を検討しても良い段階です。
ただし注意点があります。特別な理由がないのに豪華なオフィスを借りたり、正社員を雇ったりするのは禁物です。スモールビジネス経営において、固定費は少ないほど正義だと思ってください。
もし人手が足りないと感じるなら、業務委託契約で副業人材を受け入れましょう。月5万円でも、あなたの雑務を巻き取ってもらうだけで、かなり楽になるはずです。
仕組み化フェーズ
1. 提供の仕組み化を進める
数社、数人のお客さんに大満足を提供できたら、並行して仕組み化を進めていきましょう。仕組み化を進めることで、売上も利益率も向上させていくことができます。
まずは「提供の仕組み化」からです。これまでにお客さんに価値提供をしてきた中で、「この作業は毎回やってるな」「この文面は使い回せるな」という部分がたくさんあるはずです。そういうところから手を付けていきます。
仕組み化の最初の一歩は「マニュアル化」です。マニュアル化のメリットは絶大で、大きく4つあります。
まず、当然ながら作業のミスが減ります。そして地味に大きいのが、「これどうやるんだっけ?」「この情報どこにあるんだっけ?」という無駄な思考をしなくて済むようになることです。さらに「この作業、そろそろ誰かにやってもらいたいな」と思った時は、そのマニュアルを渡すだけでOKです。業務改善を考える時も、マニュアルがあるおかげでルーティンワークが可視化されているのでやりやすいです。
やれることはマニュアル化だけではありません。自動化、簡略化、外注化、流用、統合など、ルーティン作業はどんどん仕組みにしていきましょう。
2. 売れる仕組み化を進める
提供の仕組み化が進んできたら、あなたは案件を効率的に対応できるようになってきているはずです。次は案件(顧客)を増やす仕組みも作っていきましょう。
これにも無限の手段がありますが、例えば以下のようなものが考えられます。
リファラル(紹介)の仕組み化。 BtoBであれば「納品後のミーティングで紹介の依頼をする」、BtoCであれば「友人紹介クーポンを提供する」など、お客さんが別のお客さんを呼ぶ仕組みを作ります。
SNSなどでの発信。 顧客層が見ているSNSを選んで、価値ある情報を発信することで新たなお客さん候補に出会う仕組みを作ります。
セミナーの定期開催。 顧客層が興味を持ちそうなテーマでセミナーを開催し、見込み顧客と接点を作ります。
| ⚙️ 仕組み化フェーズの実践に踏み込みたい方へ この記事では仕組み化の考え方までをお伝えしました。 実際に手を動かす段階での具体的な手順、マニュアル化の重要ポイント、売れる仕組みの具体例などは、別記事「スモールビジネス起業完全ロードマップ(会員限定)」で詳しく解説しています。 また、会員向けイベントでは、Claude Codeを使った業務自動化の情報交換会など、仕組み化をテーマにした勉強会も対面・オンラインで開催しています。手を動かしながら学べます。 → 会員になって完全ロードマップを読む/直近イベントを見る |
展開フェーズ
仕組み化が進み、あなたのビジネスが安定的に利益を出せるようになったら、次は「その先」を考えるタイミングです。ここには3つのルートがあります。どれが正解ということはなく、あなたの価値観に最も合うものを選んでください。
ルートA:ビッグビジネスを目指す
今の事業に情熱があり「まだまだこんなもんじゃない」と思えるなら、この道です。スモールビジネスで築いた仕組みを、より大きなスケールで回す挑戦です。
やることは明確です。前のフェーズで作った「提供の仕組み」と「売れる仕組み」を、さらに高い次元に押し上げ続けます。既存商材のアップセル商品を開発します。新たなターゲット層に舵を切ります。隣接領域で新規事業を始めます。
優秀な人材の採用が必要になるでしょう。オフィスも拡張するかもしれません。固定費は上がりますが、それは新たな景色を見るためのリスクテイクです。
その先には、上場、企業価値100億円超え、スモールビジネスの枠を超えた世界があります。
ただし注意点があります。ビッグビジネスを目指すとしても、根本は変わりません。顧客に価値提供して大満足を勝ち取り、それを広げます。やることはそれをより大きな単位でやるだけです。フォームを崩しすぎないようにしましょう。
ルートB:業務から離れる
「事業は持ち続けたいけど、もっと楽になりたい」と感じるなら、この道です。仕組み化をさらに徹底し、あなたがいなくても事業が回る状態を目指します。
まず、自分が今何に時間を使っているかをリストアップします。「これは本当に自分でなければできないか?」と一つずつ問いかけます。自動化できるものは徹底的に自動化します。それ以外はマニュアルを磨き、信頼できるメンバーに完全委任します。
最終ゴールは、あなたが不在でも事業が成長し続ける自律的な組織です。メンバー自身がマニュアルを改善し、新たな挑戦を始めるような状態です。
その先に手に入るのは、時間の自由です。世界中を旅しながら月1回だけ会議に出る。諦めていた趣味に没頭する。あるいは、新しいスモールビジネスをゼロから立ち上げる。「やっぱり戻りたい」と思ったらいつでも戻れますし、その1年後に「やっぱりビッグビジネスを目指す」と言う自由もあります。
注意点もあります。自分の稼働を減らしたら売上が落ちた、というのは仕組み化が不完全なサインです。その場合はもう一度現場に戻り、自分の「暗黙知」をマニュアルに落とし込むところからやり直しましょう。また、お金の管理を一人に丸投げしないことです。不正などのリスクがあります。
ルートC:会社を売却する
一度「利益確定」して、まとまった資産を手に新たな人生を始めたいなら、この道です。特に「利益率が高い」「仕組み化されている」「少人数で回る」ビジネスは、買い手にとって非常に魅力的です。
まず売却条件を整理します。売却額の相場は年間営業利益の2〜5倍が目安です。事業譲渡というやり方もありますが、特に理由がなければ税制面で有利な株式譲渡がおすすめです。
買い手を探す方法としては、知人経営者に直接アプローチしてもいいですし、M&Aクラウド、バトンズ、M&A総合研究所などの仲介会社に複数登録するのが定石です。
交渉では買収価格だけでなく、ロックアップ期間(あなたがいつまで事業に関与するか)、その間の報酬、責任範囲なども詰めることになります。M&A経験のある先輩経営者のアドバイスを参考にするとトラブルになりにくいです。
売却が完了すると、口座にはこれまで見たことのない額のキャッシュが入ります。ロックアップ期間中は買収先の大きなリソースを使って事業を伸ばす経験が積めますし、終了後は完全に自由です。個人的にオススメしたいのは「これまでの経験を書籍にまとめて出版する」という選択です。あなたの実体験は、後輩経営者にとって間違いなく参考になるはずです。
注意点として、M&A交渉は長く精神を消耗します。疲れて本来の価値より安く売ってしまうケースがあります。提示額に疑問を感じたら焦らないことです。複数の仲介会社に相談し、客観的な市場価値を把握しましょう。属人性を減らし、財務をきれいにしておくことも売却の前提条件です。
おわりに
ここまでのまとめ
・スモビジは「探索 → 販売 → 仕組み化 → 展開」の4フェーズで進める
・「作る前に売る」ことで失敗コストを最小化する
・13の鉄板モデルから、自分の強みとの掛け算で選ぶ
・仕組み化の段階で"1人で悩まない"構造を作る
・最初から出口(売却・離脱・拡大)を意識して設計する
今日から始める3ステップ
Step 1. 強みの棚卸しをする(今日・1時間)
Step 2. 鉄板13モデルから候補を3つ選ぶ(今週末・1時間)
Step 3. 最初の1人の顧客を口説きに行く(2週間以内)
この3ステップを、1人で進めるか、仲間と相談しながら進めるかで、到達スピードは大きく変わります。
Biz libraryサブスク会員になると、全部揃います
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それだけで会費の2〜3年分を回収できるはずです。
そう考えると、決して高い投資ではないと私は思っています。
最後に、海保から一言
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
これまでに20近い事業経営に関わってきて、のべ100人以上の経営者にインタビューをしてきました。もちろん、成功のパターンも失敗のパターンも千差万別です。しかし、かなり多くの例で共通しているポイントがあることも事実です。
100%に近い自信で「これはこうやった方がいい」「これはやめておいた方がいい」と確信を持って言えることだけを、グッと凝縮して書いたのがこの「BL式スモビジ起業メソッド」です。
ただ、この短い文章では書ききれていない微細なニュアンス、多くの具体例、注意点などがまだまだあります。それに、メソッドを知ったからといって、それを自分一人で着実に実行できるほど誰しも強くないはずです。
そういった方のために、僕はこのBiz libraryを運営しています。
スモールビジネス起業に挑戦してみたいと思う方の中で、一人でも多くの方が、「僕からは見えている地雷」を一つも踏まずに成功していく姿を見たいと思っています。
現在は実験的に、新しくサブスク会員Discordコミュニティに入ってくださった方には、僕との1対1相談もやっております。ぜひ、まずはあなたの状況をお聞かせいただければと思います。お待ちしております。
海保 堅太朗
よくある質問
Q. 起業の経験がなくても大丈夫ですか?
A. むしろ、これから始める方のために設計されたメソッドです。200本のインタビューには「0→1」の話が豊富にあります。
Q. 解約は簡単ですか?
A. はい。会員ページからいつでも解約できます。違約金等はありません。
Q. 月額以外の費用はかかりますか?
A. 基本的に月額3,980円(税込)のみです。対面イベントでは会場費+飲食物などの実費程度をいただきます。
Q. 海保さんとの1対1相談会はいつ予約できますか?
A. 入会後、マイページの「Discord連携する」からコミュニティにお入りください。その中ですぐにご案内いたします。
Q. Discordを使ったことがないのですが大丈夫ですか?
A. できるだけ分かりやすくご案内を設定しておりますので、問題なくご利用いただけると思います。
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最終更新日:2026年3月26日