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寿司屋から単身上京、社長に逃げられ、詐欺師に仕事を奪われ。それでも会社が育った理由

スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)


今回お話を伺ったのは、群馬県で寿司屋として働いていた経歴を持ちながら、現在は株式会社KANAMEの代表として営業代行事業を率いる宮田氏である。
「社長になりたかったわけではない」と語る宮田氏だが、前職の社長が突然姿を消し、会社が崩壊するという荒波を乗り越えながら、気づけば自らの会社を立ち上げ、月利益300〜600万円規模の事業を育て上げた。その道のりは、用意された成功ルートとはほど遠く、人間関係のトラブルや資金ショートの危機など、リアルな苦労に満ちたものだった。
しかし宮田氏は一貫して、縁を切らず、腐らず、次の環境に飛び込み続けるという姿勢を大切にしてきた。
異色のキャリアから営業代行ビジネスを築いた宮田氏の軌跡と、「営業力だけでは生き残れない」という信念のもとに積み上げてきた思考法に迫る。

こんな人におすすめ:

・営業スキルを軸に独立・起業を検討している方

・スモールビジネスの立ち上げ期における人間関係やリスク管理に関心がある経営者
・逆境をキャリアの糧に変えるための思考法を学びたい方

目次



寿司屋から異業種で飛び込んだ電話営業

海保:まず、現在取り組まれているビジネスの概要を教えてください。

株式会社KANAMEという会社でございまして、メインで行っているのが営業代行の事業になります。コンテンツは持っているけれど商品が売れない、という企業さんに、私たちが実際にZoomや電話でお客様に商品の魅力を説明し、納得いただいた上で契約まで達成する、というのがメインの仕事です。
それ以外にも、直接お客様とお話しする機会が業界の中で一番多いという強みを活かして、クリエイティブ作成の協力や、既存の見込み客へのアプローチといったマーケティング領域にも関与できるようにしています。

海保:ありがとうございます。売上や利益の規模感、スタッフの人数なども教えていただけますか。

人数は10名ほどです。必要に応じて声をかけたら営業を手伝ってくれるメンバーも含めると、15名ほどになります。売上としては、各案件の合計が月3,000〜5,000万円ほどで、そこから成果報酬として20%前後をいただき、さらに払い出しをして残ったのが利益という形になります。月300万〜600万くらいですね。

海保:なるほど。ビジネスモデルとしては、基本的に成果報酬でいただいて、追加の作業が発生すれば料率を上乗せする、という形ですか。

おっしゃる通りです。例えば既存顧客のLINEリストに一斉配信を流すとか、セミナーを企画・実施するといった場合は、普段20%のところを25%にしてもらう、という形で対応しています。固定でいただくことはほとんどなく、ほぼ完全に成果報酬でやっています。

海保:ありがとうございます。では少し時を遡って、この営業代行ビジネスを立ち上げる前のことを聞かせていただけますか。

最初は、群馬県でお寿司屋をやっていました。

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