広告費ゼロで月商500万円。ライブコマース事業を7ヶ月で軌道に乗せた経営者の視点
スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)
今回お話を伺ったのは、ライブコマース事業を立ち上げてわずか7ヶ月で月間流通総額5000万円規模へと成長させた経営者である。
広告代理店やSNSのMCN(マルチチャンネルネットワーク)運営などを経て、たまたまテレビで目にしたライブコマースの映像に「これはすごい世界だ」と直感した彼が事業化を決断するまでに要した時間は、ほとんどなかった。その成功の背景には、「インフルエンサーではなく販売員を使う」という業界の常識を疑う視点と、プラットフォームの論理を読み解く冷静な分析力があった。
本記事では、事業立ち上げの経緯から運営の要諦、そして「買い物の楽しさを取り戻す」という壮大なビジョンまで、その思考のすべてに迫る。
こんな人におすすめ:
・ライブコマースへの参入を検討しているビジネスオーナー
・既存の広告モデルに限界を感じ、新たな販売チャネルを模索している経営者
・生産者や中小メーカーとして、流通の中間マージンに課題を感じている方
目次
ライブコマースとは何か
海保:これまで広告代理店やSNSのMCN運営などをされてきたとのことですが、現在はライブコマースに力を入れられているということで、まずそのビジネスの概要を教えていただけますか。
はい。私たちはライブ配信を展開しています。ライブコマースというのは、ライブ配信の中で「コマーサー」と呼ばれる販売専門の担当者が、アパレル・コスメ・食品といった商品を、通販番組のような形で紹介・販売するビジネスモデルです。
通販番組との違いは、双方向であることです。通販番組は一方的な配信で、視聴者はそれを見て判断するだけですが、私たちの場合はリアルタイムのライブ配信中にお客様がチャットで質問を投げかけられるので、疑問を払拭しながら「本当に自分に合うか」を考えていただいた上で、で購入していただける仕組みになっています。
海保:国内の市場規模って盛り上がってきてるんでしょうか?
中国では市場規模が80兆円と言われていて、国内でも現在1000億円程度まで伸びてきています。国内だけで見ても流通総額が直近で80億円規模になっていて、まだまだ成長が続くと言われているマーケットです。私たちが事業をスタートしたのは去年の6月なので、ちょうどそのタイミングで参入したことになります。
海保:なるほど。御社のポジションとしては、LIVE配信チャンネルを持って、そこにコマーサーを出演させて商品を販売していく、という形ですか。
その通りです。コマーサーについては、私は「販売員」という捉え方をしているので、業務委託の方もいますが、アルバイトや正社員として雇用しているメンバーもいます。商品は私たちが用意して、そのチャンネル上で様々なコマーサーに紹介・販売してもらうという形ですね。
海保:規模感についても、差し支えなければ教えていただけますか。
月間の流通総額で5000万円ほどになっています。そのうち私たちに入ってくる割合はまだ10%程度なので、月商500万円前後というところです。コマーサーには固定給を払っているので、現状は正直まだ赤字です。ただ、そのことはメンバーにも売上や利益をすべて公開した上でオーナーシップを持って働いてもらっています。
美容師オーナーの相談が、すべての始まりだった
海保:ではここから経緯についてお伺いしていきます。ライブコマースに参入されたきっかけを教えてください。
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今回お話を伺ったのは、ライブコマース事業を立ち上げてわずか7ヶ月で月間流通総額5000万円規模へと成長させた経営者である。
広告代理店やSNSのMCN(マルチチャンネルネットワーク)運営などを経て、たまたまテレビで目にしたライブコマースの映像に「これはすごい世界だ」と直感した彼が事業化を決断するまでに要した時間は、ほとんどなかった。その成功の背景には、「インフルエンサーではなく販売員を使う」という業界の常識を疑う視点と、プラットフォームの論理を読み解く冷静な分析力があった。
本記事では、事業立ち上げの経緯から運営の要諦、そして「買い物の楽しさを取り戻す」という壮大なビジョンまで、その思考のすべてに迫る。
こんな人におすすめ:
・ライブコマースへの参入を検討しているビジネスオーナー
・既存の広告モデルに限界を感じ、新たな販売チャネルを模索している経営者
・生産者や中小メーカーとして、流通の中間マージンに課題を感じている方
目次
ライブコマースとは何か
海保:これまで広告代理店やSNSのMCN運営などをされてきたとのことですが、現在はライブコマースに力を入れられているということで、まずそのビジネスの概要を教えていただけますか。
はい。私たちはライブ配信を展開しています。ライブコマースというのは、ライブ配信の中で「コマーサー」と呼ばれる販売専門の担当者が、アパレル・コスメ・食品といった商品を、通販番組のような形で紹介・販売するビジネスモデルです。
通販番組との違いは、双方向であることです。通販番組は一方的な配信で、視聴者はそれを見て判断するだけですが、私たちの場合はリアルタイムのライブ配信中にお客様がチャットで質問を投げかけられるので、疑問を払拭しながら「本当に自分に合うか」を考えていただいた上で、で購入していただける仕組みになっています。
海保:国内の市場規模って盛り上がってきてるんでしょうか?
中国では市場規模が80兆円と言われていて、国内でも現在1000億円程度まで伸びてきています。国内だけで見ても流通総額が直近で80億円規模になっていて、まだまだ成長が続くと言われているマーケットです。私たちが事業をスタートしたのは去年の6月なので、ちょうどそのタイミングで参入したことになります。
海保:なるほど。御社のポジションとしては、LIVE配信チャンネルを持って、そこにコマーサーを出演させて商品を販売していく、という形ですか。
その通りです。コマーサーについては、私は「販売員」という捉え方をしているので、業務委託の方もいますが、アルバイトや正社員として雇用しているメンバーもいます。商品は私たちが用意して、そのチャンネル上で様々なコマーサーに紹介・販売してもらうという形ですね。
海保:規模感についても、差し支えなければ教えていただけますか。
月間の流通総額で5000万円ほどになっています。そのうち私たちに入ってくる割合はまだ10%程度なので、月商500万円前後というところです。コマーサーには固定給を払っているので、現状は正直まだ赤字です。ただ、そのことはメンバーにも売上や利益をすべて公開した上でオーナーシップを持って働いてもらっています。
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