160店舗支援のプロが語る。エステサロン経営の「勝てる」ポジショニング戦略
スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)
スタッフはわずか2名。それでも年商4,000万円を叩き出すエステサロンがある。そのオーナーのもう一つの顔は、160店舗ものサロンを成功に導いてきた凄腕コンサルタントだ。
未経験からエステ業界に参入し、クライアントに結果をもたらした後、彼は多くの店舗が苦しんだコロナ禍真っ只中での開業に踏み切る。なぜそのような逆境下でも、勝ち続けることができるのか?その裏側には、「勝てる期間と領域を限定する」という徹底した戦略と、スタッフが「ここで働きたい」と熱望する、唯一無二の組織論があった。
再現性の高い集客術から、人が辞めない組織の作り方、そして「勝てる勝負」の見極め方まで。エステサロンビジネスを成功に導くための原理原則を、余すところなく語っていただいた。
こんな人におすすめ:
・集客で伸び悩んでいる店舗ビジネスの経営者の方:ホットペッパービューティーのような集客媒体で、競合に埋もれず頭ひとつ抜け出すための具体的な戦略や、再現性の高い分析手法を知りたい方。
・スタッフの採用や定着に課題を感じている方:従業員の主体性を引き出し、自ら考えて動く「自律的なチーム」を作りたい方。採用待ちが出るほどの魅力的な組織を作る、ユニークなマネジメント手法に興味がある方。
・これから未経験の分野で起業や独立を考えている方:感覚や勢いだけでなく、データに基づいた「勝てる市場」の見極め方や、事業を早期に軌道に乗せるためのリアルな考え方を学びたい方。
目次
・160店舗を支援するコンサルの実態
・中学生で独立、異業種へ転身した経緯
・「勝てる領域」の見極め方とは?
・コロナ禍に実店舗を開業した勝算
・なぜスタッフは辞めないのか?独自の組織論
・ホットペッパー攻略と参入障壁の越え方
160店舗を支援するコンサルの実態
海保:まず、現在どのようなお店をどのくらいの規模感で運営されているか、概要を教えていただけますか?
エステサロンに関しては、私がメインで関わっており、また自身でも運営しているのが「痩身」、つまりダイエット系のエステです。これが現段階では最も規模が大きいです。
手法としては2つあり、1つは機械を導入してダイエットを行うお店、もう1つはオールハンド、つまり手技だけで骨格まで整えて痩せさせるお店です。
私の直営店では機械をメインにしていますが、機械をメインで施術を行うと、ハンド(手技)が競合になります。そうすると、ハンドより機械の方が良いという一面にも、機械にはないハンドのいい一面にも気づくことになります。
それを踏まえて、ハンドで痩身をやりたいという方々へコンサルティングを提供したり、フランチャイズ展開をしたいサロン様に向けてコンサルティングを提供したりもしています。
海保:ご自身で直営店を運営しながら、他社のコンサルティングもされているのですね。
そうですね。特に大きな案件としては、フェイシャルサロンの領域に関わっています。
例えば、メナードやポーラなど、皆さんがご存知のエステサロンは、大きな本社(メーカー)があり、その下に代理店である販売会社、いわゆる「販社」と呼ばれる組織が存在します。そして、さらにその販売会社の下に個々のサロンが紐づいて展開されています。
このビジネスモデルでは、販売会社がポーラやメナードといった本社と契約し、商品を一次卸として仕入れます。そして、その商品を、小売店であるエステサロン(テナント)に販売します。最終的に、このサロンがエンドユーザーに商品を販売する流れです。
この構造の場合、一つの販売会社が30店舗ほどのサロンを抱えているケースもあります。
海保:販売会社が、商品を販売するための窓口として、自ら店舗の開拓や運営を行っているということですね。
その通りです。本社(メーカー)がいて、FC(フランチャイズ)本部のような組織(販売会社)があり、その下に小さな小売店(サロン)がある。そして、この小売店が、多くの販売先(エンドユーザー)を見つけてくる、という流れです。エステサロンを出店するオーナーが、商品を販売できるテナントの役割を果たすという形でサロンを展開させ、エンドユーザーと結びつけていくのです。大規模な店舗数を保有しているのは、主にそういった形態のところですね。
海保:なるほど。その中で、ご自身はどのようなポジションで関わっていらっしゃるのでしょうか?
FCや販売先のテナント様に対して、主にコンサルタントとして関わっています。
私のコンサルティングは多岐にわたります。例えば、美容室などでよく使われる集客ツール「ホットペッパービューティー」で、うまく集客できていないサロン様向けに、集客数を大幅に増やすための支援をします。また、来店されたお客様へのセールスを一緒に行ったり、リピート売上を増やすためのアドバイスも行います。
さらに、これらの店舗業務の改善に加えて、マネージャー層の育成にも力を入れています。具体的には、売上などの数値を管理できるマネージャーを育てるところまで、トータルで担当しています。
海保:コンサルティングビジネスとしては非常に領域が広いですね。1社あたり月額で、という契約形態が多いのでしょうか。金額感はどれくらいですか?
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スタッフはわずか2名。それでも年商4,000万円を叩き出すエステサロンがある。そのオーナーのもう一つの顔は、160店舗ものサロンを成功に導いてきた凄腕コンサルタントだ。
未経験からエステ業界に参入し、クライアントに結果をもたらした後、彼は多くの店舗が苦しんだコロナ禍真っ只中での開業に踏み切る。なぜそのような逆境下でも、勝ち続けることができるのか?その裏側には、「勝てる期間と領域を限定する」という徹底した戦略と、スタッフが「ここで働きたい」と熱望する、唯一無二の組織論があった。
再現性の高い集客術から、人が辞めない組織の作り方、そして「勝てる勝負」の見極め方まで。エステサロンビジネスを成功に導くための原理原則を、余すところなく語っていただいた。
こんな人におすすめ:
・集客で伸び悩んでいる店舗ビジネスの経営者の方:ホットペッパービューティーのような集客媒体で、競合に埋もれず頭ひとつ抜け出すための具体的な戦略や、再現性の高い分析手法を知りたい方。
・スタッフの採用や定着に課題を感じている方:従業員の主体性を引き出し、自ら考えて動く「自律的なチーム」を作りたい方。採用待ちが出るほどの魅力的な組織を作る、ユニークなマネジメント手法に興味がある方。
・これから未経験の分野で起業や独立を考えている方:感覚や勢いだけでなく、データに基づいた「勝てる市場」の見極め方や、事業を早期に軌道に乗せるためのリアルな考え方を学びたい方。
目次
・160店舗を支援するコンサルの実態
・中学生で独立、異業種へ転身した経緯
・「勝てる領域」の見極め方とは?
・コロナ禍に実店舗を開業した勝算
・なぜスタッフは辞めないのか?独自の組織論
・ホットペッパー攻略と参入障壁の越え方
160店舗を支援するコンサルの実態
海保:まず、現在どのようなお店をどのくらいの規模感で運営されているか、概要を教えていただけますか?
エステサロンに関しては、私がメインで関わっており、また自身でも運営しているのが「痩身」、つまりダイエット系のエステです。これが現段階では最も規模が大きいです。
手法としては2つあり、1つは機械を導入してダイエットを行うお店、もう1つはオールハンド、つまり手技だけで骨格まで整えて痩せさせるお店です。
私の直営店では機械をメインにしていますが、機械をメインで施術を行うと、ハンド(手技)が競合になります。そうすると、ハンドより機械の方が良いという一面にも、機械にはないハンドのいい一面にも気づくことになります。
それを踏まえて、ハンドで痩身をやりたいという方々へコンサルティングを提供したり、フランチャイズ展開をしたいサロン様に向けてコンサルティングを提供したりもしています。
海保:ご自身で直営店を運営しながら、他社のコンサルティングもされているのですね。
そうですね。特に大きな案件としては、フェイシャルサロンの領域に関わっています。
例えば、メナードやポーラなど、皆さんがご存知のエステサロンは、大きな本社(メーカー)があり、その下に代理店である販売会社、いわゆる「販社」と呼ばれる組織が存在します。そして、さらにその販売会社の下に個々のサロンが紐づいて展開されています。
このビジネスモデルでは、販売会社がポーラやメナードといった本社と契約し、商品を一次卸として仕入れます。そして、その商品を、小売店であるエステサロン(テナント)に販売します。最終的に、このサロンがエンドユーザーに商品を販売する流れです。
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海保:販売会社が、商品を販売するための窓口として、自ら店舗の開拓や運営を行っているということですね。
その通りです。本社(メーカー)がいて、FC(フランチャイズ)本部のような組織(販売会社)があり、その下に小さな小売店(サロン)がある。そして、この小売店が、多くの販売先(エンドユーザー)を見つけてくる、という流れです。エステサロンを出店するオーナーが、商品を販売できるテナントの役割を果たすという形でサロンを展開させ、エンドユーザーと結びつけていくのです。大規模な店舗数を保有しているのは、主にそういった形態のところですね。
海保:なるほど。その中で、ご自身はどのようなポジションで関わっていらっしゃるのでしょうか?
FCや販売先のテナント様に対して、主にコンサルタントとして関わっています。
私のコンサルティングは多岐にわたります。例えば、美容室などでよく使われる集客ツール「ホットペッパービューティー」で、うまく集客できていないサロン様向けに、集客数を大幅に増やすための支援をします。また、来店されたお客様へのセールスを一緒に行ったり、リピート売上を増やすためのアドバイスも行います。
さらに、これらの店舗業務の改善に加えて、マネージャー層の育成にも力を入れています。具体的には、売上などの数値を管理できるマネージャーを育てるところまで、トータルで担当しています。
海保:コンサルティングビジネスとしては非常に領域が広いですね。1社あたり月額で、という契約形態が多いのでしょうか。金額感はどれくらいですか?