「何屋さん?」と言われる事業で年商2億。異色のコンサル経営の全貌
スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)
「専門性を絞らなければ、ビジネスは成功しない」という常識は、果たして本当だろうか。
店舗ビジネスや受託開発とは異なり、コンサルティングやコーチングといった無形のサービスを提供するスモールビジネス経営者の中には、自社の提供価値をどう定義し、伝えればよいか悩む者も少なくない。
今回お話を伺ったのは、メンバーわずか7名で年商2億円を達成しながらも、「何屋さんか非常に分かりづらい」と自ら語る異色の組織を率いる経営者である。彼らはなぜ、特定のサービスに特化することなく、顧客から選ばれ続けるのか。その成功の裏には、安易な営業活動に頼らない「コミュニティ起点の信頼構築」と、顧客と共に課題を越えていくという「再現性の高い組織論」が存在した。
その独自の経営哲学と、具体的な戦術に迫っていく。
こんな人におすすめ:
・自社の専門性やサービスの伝え方に悩んでいる経営者
・コミュニティを起点としたビジネスモデルに関心がある方
・「ライスワーク」を減らし、やりがいのある仕事で収益を上げたい方
目次
・なぜ「何屋さんか不明」でも選ばれるのか
・社員7人で売上2億。ライスワークを減らす経営
・すべての原点は「役に立つものを作りたい」
・最初の顧客はコミュニティから生まれた
・顧客を増やし続けた地道なイベント戦略
・成果が見えにくい仕事の「価値」の伝え方
・これから組織コンサルを目指す若者へ
なぜ「何屋さんか不明」でも選ばれるのか
海保:では、まず現在取り組まれているビジネスの概要を教えていただけますか?
一般的な言葉で言うとコンサルティングになりますが、もう少し広く、コーチ、メンター、あるいは技術顧問といった形が多いですね。会社としては変遷がありますが、現在は「お客さんの組織がより良くなるように」という文脈で関わらせてもらうことが多いです。
テーマも多岐にわたります。あるお客さんの一部署のプロダクト開発を支援することもあれば、経験の浅い若手が多い組織でミドルマネージャーのマネジメントを支援することもあります。もっと大きく、組織自体の文化が停滞していたり、ディフェンシブになっていたりする状況を変えたい、既存の柱に寄りかかりすぎて次の柱ができないといった文化的な課題に関わることも多いです。
海保:なるほど。御社は何の会社なんですか? と聞かれた場合、肩書きなどはあるのでしょうか。
まさにそこが難しくて、このインタビューの前に何を話そうか考えていた時も「何屋さんかめちゃくちゃ分かりにくいな」と思っていました。ソフトウェア開発チームの技術リーダーやチーム育成もあれば、マネージャーの人材育成、組織の文化作りもあるので、一言で言うのは難しいですね。
海保:それ自体は素晴らしいことだと思います。私の理解では、多くの中小企業は「何屋さんです」というのを明確に打ち出さないと、仕事が取りにくかったり、売上を上げにくかったりするため、意図的にポジションを取らざるを得ない状況にあると考えています。
「何でもやります」と言うと、何もオファーが来なかったりしますよね。
海保:そうです。ただの作業者として安く使われるだけで、何の専門家とも見てもらえず単価が上がらない、ということがあると思います。そうした状況をどのように脱却されたのでしょうか?
それには明確な理由があります。
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店舗ビジネスや受託開発とは異なり、コンサルティングやコーチングといった無形のサービスを提供するスモールビジネス経営者の中には、自社の提供価値をどう定義し、伝えればよいか悩む者も少なくない。
今回お話を伺ったのは、メンバーわずか7名で年商2億円を達成しながらも、「何屋さんか非常に分かりづらい」と自ら語る異色の組織を率いる経営者である。彼らはなぜ、特定のサービスに特化することなく、顧客から選ばれ続けるのか。その成功の裏には、安易な営業活動に頼らない「コミュニティ起点の信頼構築」と、顧客と共に課題を越えていくという「再現性の高い組織論」が存在した。
その独自の経営哲学と、具体的な戦術に迫っていく。
こんな人におすすめ:
・自社の専門性やサービスの伝え方に悩んでいる経営者
・コミュニティを起点としたビジネスモデルに関心がある方
・「ライスワーク」を減らし、やりがいのある仕事で収益を上げたい方
目次
・なぜ「何屋さんか不明」でも選ばれるのか
・社員7人で売上2億。ライスワークを減らす経営
・すべての原点は「役に立つものを作りたい」
・最初の顧客はコミュニティから生まれた
・顧客を増やし続けた地道なイベント戦略
・成果が見えにくい仕事の「価値」の伝え方
・これから組織コンサルを目指す若者へ
なぜ「何屋さんか不明」でも選ばれるのか
海保:では、まず現在取り組まれているビジネスの概要を教えていただけますか?
一般的な言葉で言うとコンサルティングになりますが、もう少し広く、コーチ、メンター、あるいは技術顧問といった形が多いですね。会社としては変遷がありますが、現在は「お客さんの組織がより良くなるように」という文脈で関わらせてもらうことが多いです。
テーマも多岐にわたります。あるお客さんの一部署のプロダクト開発を支援することもあれば、経験の浅い若手が多い組織でミドルマネージャーのマネジメントを支援することもあります。もっと大きく、組織自体の文化が停滞していたり、ディフェンシブになっていたりする状況を変えたい、既存の柱に寄りかかりすぎて次の柱ができないといった文化的な課題に関わることも多いです。
海保:なるほど。御社は何の会社なんですか? と聞かれた場合、肩書きなどはあるのでしょうか。
まさにそこが難しくて、このインタビューの前に何を話そうか考えていた時も「何屋さんかめちゃくちゃ分かりにくいな」と思っていました。ソフトウェア開発チームの技術リーダーやチーム育成もあれば、マネージャーの人材育成、組織の文化作りもあるので、一言で言うのは難しいですね。
海保:それ自体は素晴らしいことだと思います。私の理解では、多くの中小企業は「何屋さんです」というのを明確に打ち出さないと、仕事が取りにくかったり、売上を上げにくかったりするため、意図的にポジションを取らざるを得ない状況にあると考えています。
「何でもやります」と言うと、何もオファーが来なかったりしますよね。
海保:そうです。ただの作業者として安く使われるだけで、何の専門家とも見てもらえず単価が上がらない、ということがあると思います。そうした状況をどのように脱却されたのでしょうか?
それには明確な理由があります。