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保育園に写真サービスを導入して10年。競合に押されながらも残り続けた事業の記録

スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)


今回お話を伺ったのは、エンジニアとして保育園向けの写真・動画共有サービスを独自に開発・運営した経営者である。
知人の保育園関係者との縁をきっかけに開発し、デザイン費10万円という最小限の初期投資でスタート。ピーク時には25園への導入、年間売上およそ1000万円規模へと育てた。しかしその一方で、大手競合の台頭により、現在は10園まで縮小している。
華々しいスケールアップの話ではない。それでも10年間サービスを続けてきた中で見えてきた、保育園ビジネス特有の構造と、スモールビジネスならではの現実的な戦い方には、多くの学びが詰まっている。

こんな人におすすめ:

・BtoB向けのニッチなSaaSやサービスを立ち上げたい経営者・エンジニア
・特定業界への参入を検討しており、営業・導入の現実を知りたい方
・競合が強い市場でスモールビジネスとしてどう生き残るかを考えている方

目次



保育士が撮った写真が、その日のうちに保護者へ

海保:まず、提供されているサービスの概要を教えていただけますか。

保育園向けのサービスで、保育士さんに園児の写真や動画を撮影してもらって、それをサービス上にアップすると、保護者がリアルタイムで見られるというものです。保護者が仕事中でも子どもの様子を確認できますし、気に入った写真や動画を購入・ダウンロードすることもできます。

海保:なるほど。収益モデルとしては、どこにどう課金しているんですか?

まず保育園側から月額をいただいています。基本は月2万円なんですが、交渉によって変わることもあります。それに加えて、写真・動画の売上がほぼうちに入ってくる形ですね。

海保:写真と動画は1点いくらで販売しているんですか?

どちらも1点50円です。

海保:月額は保育園側に払ってもらいつつ、写真の売上はほぼ御社に入ってくる、と。保育園へのキックバックはないんですか?

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