守りの基礎と、攻めのアクセル。櫻井氏インタビューを受けて見えた使い分け
Biz library編集部によるコラムです。日常的にさまざまなスモールビジネス経営者とやり取りを続けている編集部のメンバーが、最近どのようなことを考えているのかをアウトプットします。スモールビジネス経営を抽象的に捉えるヒントになれば幸いです。(筆者:Biz library代表 大坪拓摩)
<この記事は、金融教育家・櫻井氏へのインタビュー「貯金ゼロ、投資詐欺3回。どん底から資産1億円を築いた金融教育家の思考法」(前編・後編)を受けての、大坪拓摩による考察コメンタリーです。>
櫻井さんのインタビューで私自身の学生時代、創業期を思い出していました。なぜなら、私は大学生の頃に多重債務でブラックリストに乗って、1日おにぎり1個の生活をしていた時期があります。櫻井さんが語っていた「引かれる前提でやりくりする感覚」も、「なくなってもいい金額から始める」という考え方も、当時の私にはまるでありませんでした。
ただ、面白いのはここからです。櫻井さんが積み上げてきたお金との付き合い方は、今日から真似できる「基礎」の話です。一方で、私がこれまでやってきたことは、正直に言うと基礎を無視してでもアクセルを踏んできた話です。この二つは矛盾しているように見えて、実は矛盾していません。事業のステージによって、守るべきフェーズと、あえて踏み込むべきフェーズがある。今回はそこを分けて話したいと思います。
目次
口座を分ける、カードを絞る
まず、櫻井さんが語っていた内容は、どれも正しく異論はありません。ここはBiz library会員の皆さんに、そのまま持ち帰ってほしいところです。
事業用と生活用の口座を分ける。これは規模の大小に関係なく、1000円の時期からでもやるべきことです。多くのスモビジ起業家は、独立した当初は口座もカードも公私混同していることがほとんどです。
何にいくら使ったのか、税金や社会保険料を引いた後にいくら残るのか、まったく把握していない人がほとんどです。これをやらないと、後になって必ず「なんでこんなにお金がないんだ」という状態に陥ります。
カードも個人・事業それぞれ2枚以内、という櫻井さんの基準はかなり実践的です。枚数が増えるほど、どこにいくら使ったか誰にも追えなくなります。税理士、本人すらもです。
引かれる前提でやりくりする
おすすめ記事
M&Aを目指すなら読みなさい!属人性の高い事業を営むスモビジマンに贈るM&A虎の巻
Biz library編集部
2025.6.11
同じ努力をしているのに、なぜあの人だけ結果が出るのか。 三浦さやかさんを見て気づいたこと
Biz library編集部
2026.9.30
社員・アルバイト15名で美容クリニックを運営。スモビジオーナーのリアルなバックオフィス事情#2
Biz library編集部
2025.3.18
Small Business Meetup #8 法人営業のプロに学ぶ!スモールビジネスが勝つためのBtoB営業術
Biz library編集部
2025.9.23
寿司屋から単身上京、社長に逃げられ、詐欺師に仕事を奪われ。それでも会社が育った理由
Biz library編集部
2026.6.5
年商3億、利益1億超!トレーディングカード業界でヒット商品を連発するスモビジマン
Biz library編集部
2024.5.22
| Biz library編集部によるコラムです。日常的にさまざまなスモールビジネス経営者とやり取りを続けている編集部のメンバーが、最近どのようなことを考えているのかをアウトプットします。スモールビジネス経営を抽象的に捉えるヒントになれば幸いです。(筆者:Biz library代表 大坪拓摩) |
<この記事は、金融教育家・櫻井氏へのインタビュー「貯金ゼロ、投資詐欺3回。どん底から資産1億円を築いた金融教育家の思考法」(前編・後編)を受けての、大坪拓摩による考察コメンタリーです。>
櫻井さんのインタビューで私自身の学生時代、創業期を思い出していました。なぜなら、私は大学生の頃に多重債務でブラックリストに乗って、1日おにぎり1個の生活をしていた時期があります。櫻井さんが語っていた「引かれる前提でやりくりする感覚」も、「なくなってもいい金額から始める」という考え方も、当時の私にはまるでありませんでした。
ただ、面白いのはここからです。櫻井さんが積み上げてきたお金との付き合い方は、今日から真似できる「基礎」の話です。一方で、私がこれまでやってきたことは、正直に言うと基礎を無視してでもアクセルを踏んできた話です。この二つは矛盾しているように見えて、実は矛盾していません。事業のステージによって、守るべきフェーズと、あえて踏み込むべきフェーズがある。今回はそこを分けて話したいと思います。
目次
口座を分ける、カードを絞る
まず、櫻井さんが語っていた内容は、どれも正しく異論はありません。ここはBiz library会員の皆さんに、そのまま持ち帰ってほしいところです。
事業用と生活用の口座を分ける。これは規模の大小に関係なく、1000円の時期からでもやるべきことです。多くのスモビジ起業家は、独立した当初は口座もカードも公私混同していることがほとんどです。
何にいくら使ったのか、税金や社会保険料を引いた後にいくら残るのか、まったく把握していない人がほとんどです。これをやらないと、後になって必ず「なんでこんなにお金がないんだ」という状態に陥ります。
カードも個人・事業それぞれ2枚以内、という櫻井さんの基準はかなり実践的です。枚数が増えるほど、どこにいくら使ったか誰にも追えなくなります。税理士、本人すらもです。
引かれる前提でやりくりする