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「ワクワクする方へ進んだだけ」。競馬AIを1年で上場企業に届けたエンジニアの起業論

スモールビジネス経営者に、事業について遠慮なく質問をぶつける「突撃!スモールビジネスの舞台裏」。普段は聞けないリアルなお金の話や、現場で起きている生々しい意思決定に触れることで、あなたのビジネスにもすぐに活かせるヒントが見つかるはずです。(聞き手:Biz library代表 海保 堅太朗)

今回お話を伺ったのは、知人と共同で競馬AIサービスを立ち上げ、創業から1年足らずで上場企業へのグループインを実現したエンジニア起業家である。
統計・データ分析を得意とする技術者として、自身でAI開発を担いながら、Xでの予想アカウント運用というマーケティング戦略でユーザーを獲得。初期投資はほぼゼロ、苦労したという感覚もほとんどないまま、気づけばサービスが大手プラットフォームへ統合されていた。その成功の根底にあったのは、「お金より先にユーザーのことを考える」という姿勢と、ひたすら「ワクワクする方へ進む」というシンプルな哲学だった。
本記事では、競馬AIというニッチ市場での事業立ち上げから、グループインに至るまでの一連のプロセスと、その根底に流れる思考法を紐解く。

こんな人におすすめ:
・AI・データ活用を軸にしたB2Cサービスの起業・事業化に興味がある方
・ニッチ市場での事業立ち上げやSNSを活用したユーザー獲得戦略を学びたい経営者
・スモールビジネスを大手企業へ売却・グループインさせることを視野に入れている起業家

目次



競馬AIとは何か?サービスの全体像

海保:まずは、今手掛けられているビジネスの概要について教えていただけますか。

メインの事業は競馬AIというところで、競馬のAIを専門知識なしに素人でも自分でカスタマイズして作れる、というSaaSを提供しています。自分が重要だと思うファクターをポチポチと選択すると、それ専用のAIができて、競馬のレースの結果を予測できる、という仕組みになっています。

海保:なるほど。AIの予想を見るサービスではなく、自分なりの予想AIを自分で作れる、ということですね。料金プランはどういった形ですか?

今はグループインした企業のプラットフォームに統合されているので、その料金体系の中に含まれる形になっています。一番安いプランで900円くらい、その上が5,000円くらいのプランで、より多く機能が解放されるようになる、という段階的な構成です。

海保:グループインする前の料金体系はどうでしたか?

4プランほどありまして、一番安いので900円くらい、次が3,000円くらい、1万円くらいのプラン、そして5万円くらいのプランがありました。5万円のプランが完全使い放題、何回使っても構わないというプランでしたね。

海保:基本的にプランの差は、どれだけヘビーに使い込めるかという量の違い、ということですね。グループイン直前のユーザー数や売上は、言える範囲でいかがでしたか?

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